奈良も朝7時過ぎから雪がちらつき、積もる直前で小止みになり溶けている。
東の春日奥山稜線が見えれば、若草山の一部や高円山の大文字付近が白い。
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👆若草山 御蓋山 高円山
若草山頂上付近から展望台にかけ良く積もっているようだ。
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午前中の気温変動、最高は5時59分の2.9℃、最低気温は10時37分の1.0℃と
南岸低気圧が通過して、寒気が北から流れ込み、外気温は1℃台と相当寒く、
居間ではガスヒーターが燃えるも、室温は16℃迄しか上がらない。
一昨日、平城京跡では青空に上がる凧も見られたが、今日は外出せずに。
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今日1月6日は『良寛忌』、江戸後期の禅僧「良寛」の1831(天保2)年の忌日、
新暦では1831年2月18日にあたる。
歌人、漢詩人や書家としても活躍され、生涯寺を持たず庵に住まれた。
一般庶民に格言などを用い解り易く仏法を説かれ、
子供にも「子供の純真な心こそが誠の仏の心」として手毬などでよく遊び、
平易ななかに格調高く詠まれた歌は、
『霞立つ永き春日をこどもらと手まりつきつつけふも暮らしつつ』良寛
書は自身の心情を現す独自の書法を編み出した名書家であったが、子供たちに
”凧に文字を書いて欲しい”と頼まれれれば、喜んで『天上大風』と書かれた。
凧文字で意味は不明、よく揚がるようにとなど諸説あり、皆様考えて下さい。
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一見すれば、線が細く拙い字の形で素人ぽく感じるが、天の字だけが異常に
大きく、第一画と第二画の間も離れ、風も虫が極端に左に寄り、隙間ができ
収まりが悪いように思われます。
でもこの隙間に、何か風が通っていくような思われませんか。
さらに落款の「良寛書」の位置も決してよくないのに、
全体としては、ほのぼのとしたなかに絶妙なバランスを感じられる。
でもこの隙間に、何か風が通っていくような思われませんか。
さらに落款の「良寛書」の位置も決してよくないのに、
全体としては、ほのぼのとしたなかに絶妙なバランスを感じられる。
実は王羲之の尺牘や、孫過庭の書譜、懍素の自叙帖、わが秋萩帖(小野道風)等
を本格的に学んでこられており、草書の崩しにも熟達されているのです。
(NHK美の壺等より)
漢詩
『何知名利塵』 何ぞ知らんみょうりのちり(評判も財産も何もない)
『生涯懶立身』生涯身を立つるにものうく(この生涯出世には興味が無かった)
辞世の句は『うらをみせ おもてを見せて ちるもみじ」 良寛
(Wikipediaより)