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カメラを片手に

芭蕉、八一、白秋と青々の句・歌碑のある唐招提寺

晴れた朝は6.2℃迄冷え込んだ奈良、室温は13℃台で肌寒くファンヒーターをONに、外気温は上昇するも20℃ほどだ。

今日の誕生日の花は「ローズマリー」Rosemary、地中海沿岸に自生すること
からラテン語「海のしずく」を意味する「ロス・マリヌス」から、
和名はあまり聞きなれない中国語表記と同じ「マンネンロウ・迷迭香」で、
詳細は不詳ですが「常に香りがする」という意味の「万年香」が、永遠に若い
青年に例えた「万年朗(まんねんろう)」に変化したとされる。
      

葉に爽快で力強い香りがあるのが特徴で、飲食、香料、クラフトや園芸など。
近年は香りがコンパニオンプランツや、抗酸化成分のロスマリン酸を含むこと
で若返りのハーブとしても注目されている。     
花言葉は記憶力がアップすることから「思い出」と
      

21日に唐招提寺へ鑑真和上の故郷の花の名花「瓊花・けいか」を拝見した。
      

句碑や歌碑などを紹介します。

2013年に国宝「鑑真和上坐像」のお姿を写した「御身代わり像」がつくられ、
安置された「開山堂」、手前に左側に松尾芭蕉の句碑がある。

貞享5年(1688)、現在は御影堂に安置される国宝「鑑真和上坐像」を拝した
際に芭蕉が詠む。出典は 『笈の小文』で 句碑は文政4年1821年建立。  
      「若葉して御目の雫拭はばや」芭蕉
      

開山堂の右側奥へ10m程のところに北原白秋の歌碑(1980年8月建立)がある。
水楢(みずなら)の柔(やは)き嫩葉(わかば)はみ眼にして 
              花よりもなほや白う匂はむ」 白秋
      

真っすぐ東へ向かえば、御影堂(みえいどう)の門があるも、内部は非公開。
      

興福寺の旧別当坊「一乗院宸殿」江戸時代・重文の遺構で明治以降は県庁や
奈良地方裁判所の庁舎として使われた。
1964年に移築復元され、昨年に大規模修理がされたばかり。
      

国宝の鑑真和上坐像・奈良時代、脱活乾漆 彩色、高さ80.1cmが置かれる。
弟子の忍基が指導した日本最古の肖像彫刻、鮮やかな彩色が残っている。
      

さらに東へ向かえば、垣根越しに茶室「三暁庵」が
      



門を入れば両側に苔の緑が目に映ります。
      

両側の池を超えれば、鑑真和上の墓所、厳かな静けさに包まれている。



      

墓所の右側に「趙樸初(ちょうぼくしょ)居士之碑」、
趙樸初さんは仏教を通じて「日中韓」の懸け橋となった方です。 

そして左手には天平之甍文学碑「天平の甍 井上靖」と
      

元に戻り、西へ向かえば、10株の瓊花が育てられている御影堂供華園へ通じる立派な門、これは「旧一乗院 僧正門」という。      

その門を入ると「中興堂」で、鎌倉時代の中興の覚盛上人、没後750回忌を
記念して平成11年に建てられた祖師堂(寄棟造)です。
覚盛上人坐像(重文)の他に、昭和の中興の第81世森本孝順長老坐像が安置。

さらに西へ向かえば、参拝者は少なく、本坊前の瓦の土塀が良い雰囲気です。


本坊の門前になります。
      

門から内を望めば・・・ハスの鉢が並んでおり、夏に向けて準備中
 
     
更に本坊の西端には「醍醐井戸」です。 手前のシロフジ・白藤も終わりです。


仏前への閼伽水(清らかな水)を取水されると。
      

塔頭「慶量坊」と西室跡の間の道を南下


その突き当りに「松瀬青々」の歌碑がある。昭和3年3月
昭和3年3月に初めて訪れた折、寺は荒廃し稲田だったが、再訪時は松林に。
旧句を歌碑にされたとか。
      

写真の裏側に『門を入れば両に稲田や招提寺』と。
      

紹介し忘れた「鐘楼」、平安時代の作の梵鐘は重要文化財です。
            

そして金堂前へ戻る、西端に「会津八一」の歌碑がある。
おほてらのまろきはしらのつきかけをつちにふみつつものこそおもへ講堂
 

フジも、手苗は見頃の様ですね

唐招提寺、ゴールデンウィークは花盛りですね。

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