薄曇りの朝の9.1℃から昼過ぎには25.5℃と、今日も穏やかな夏日の奈良、
10時
1891年の今日、ソ連の作曲家・ピアノ奏者・指揮者の「プロコフィエフ」の
誕生日で、生誕130周年になる。6歳で作曲を始めるや9歳でオペラを作曲した
神童で、ロシア革命後、日本を経由してアメリカへ亡命、のち帰国。
大衆性をもつ曲が多く音楽物語「ピーターと狼」、オペラ「戦争と平和」など
1918年の亡命途中の日本滞在は西洋の大作曲家の最初の訪問になり、6月に
奈良ホテルに10日間宿泊され、奈良公園を散策して、後のピアノ協奏曲第3番
の原型曲の構想を練られている。
奈良ホテル
昨日遊歩道を歩いていると、花壇の草むらに小さな白色の花を見つけた。
『タツナミソウ・立浪草』シソ科 タツナミソウ属の多年草で、本州、四国、
九州の野原などに自生し、茎の表面から直角に立つ毛(開出毛)が生えるの
が特徴で、葉はハート型で対生する。
『屈み見て立浪草の濤のさま』 森重昭
一般的には4月から5月頃開花し、伸びた茎の頂点に紫色の花を穂状につけ、
唇のような形の花の内部に斑模様が目立つ。
名の由来は、この花の姿が打ち寄せる波に見立てられていると。
別名は「ヒナノシャクシ・鄙の杓子」や「スイモノグサ」 とされる。
2020.5.20
なお他種と交配し易く、ピンク色、白色の品種、紫に白のふちどりのような
花色の違う個性的な品種のタツナミソウも。
わが小庭の擁壁の陰、根が枯れずに生き残ったようで3年ぶりに一輪だけ。
2021.4.23
花の形はシソ科の特徴とされる花が片側に偏るような形の「唇花形」です。
タツナミソウの花言葉は「私の命を捧げます」
漢方薬としてタツナミソウの全草を天日干ししたものを煎じて飲むそうで、
滋養強壮効果がもたらされることからだと。