"つぶやく"福島原発作業員の疑問点について。- 2013.05.05
原発元作業員:警報の中、線量計外し汚泥除去 実名で証言- 毎日jp(毎日新聞)
>◇福島県双葉町出身の47歳
東京電力福島第1原発などで18年間、原発作業員として働いた青森県弘前市の無職、石澤治彦さん(47)が毎日新聞の取材に応じ、放射線量の高い場所では線量計を持たずに働くなど、危険な被ばく労働の実態を証言した。元原発作業員による実名での証言は異例。石澤さんは健康の悪化から失職して妻子とも別れたといい、「自分と同じ後悔は誰にもさせたくない」と口を開いた。
>35歳ごろからは難聴や倦怠(けんたい)感に苦しんだ。妻と2男1女を抱え、失職を恐れて病院の健康診断書をパソコンで偽造し、元請け企業に出すようになった。だが38歳の時に元請け指定の病院で健診を受けさせられ、白血球の異常増加が判明。「もう働かせられない」と言われ、診断書偽造の弱みもあって争わずに職場を去った。体調悪化で別の現場で働くこともできず、自ら切り出して妻と離婚した。
今は月6万3000円の生活保護費をもらい、弘前市内のアパートで暮らす。狭心症の発作や重度の糖尿病で寝込む日も多い。こうした疾患と被ばくの関連性を指摘する専門家もいるが、相談した医師からは「因果関係は分からない」と言われた。
そんな日々を送りながらも、ふるさとの仲間と今年3月、原発事故による避難生活が続く福島県双葉町民の苦悩や県内の除染の状況などをフェイスブックに書き込むグループ「双葉町ネット」を結成した。4月22日には東京都内で活動報告会も開いた。
「苦労をかけた家族も福島で避難生活を送っている。罪滅ぼしも兼ね、ふるさとの苦境を全国に発信し少しでもよくしていきたい」
◇東電広報部「確認できない」
石澤さんが証言する労働実態について、東京電力広報部は「調べたが、現時点ではそのようなことがあったという事実は確認できていない」としている。
■東京新聞では同じく作業員のハッピーさんのインタビューが。
【ハッピーさんの健康がとても心配!?】つぶやく福島作業員 政府・東電に振り回された2年間
毎日新聞のこちらの記事は実名。
一方、東京新聞のハッピーさんはアカウント名・・・。
まあ、それはそれとして、東京新聞のハッピーさんの記事は、この実名告発のスピン報道かと思ってしまいしましたが、それは思い過ごしでしょうか。
こちらのほうが過酷な現場、自身の健康被害にも言及していて真実味があるような気がしますが・・・。
福島原発の爆発から2年以上もずっといるハッピーさんが体調に何も変化ないというのも、疑問がいろいろありますね。
とにかく、このように証言する作業員がもっと増えて欲しいと思います。
(Podcast)ぽぽんぷぐにゃんラジオ 2013年5月3日(金)
