自民・金子市議「アイヌ民族いない」発言について。- 2014.08.25
「民族としてのアイヌは既に滅びた」~世界大百科事典(平凡社)より: 札幌市議会 金子やすゆき ホームページ
>しかし一歩下がって冷静に考えてみると、大新聞社がここまで大上段に叩くということは、
「ひょっとして自分の方が間違っているのか?」との疑問も涌いてきます。
ならば専門家の意見を確かめてみようと、知の泉こと北海道大学に向かいました。
お目当ては大学図書館です。
とてつもなく広い図書館で、係の方に相談しながらまず百科事典にあたってみました。
三十数冊の中の「ア」の行を取り出して「アイヌ」を探すと、こう書いてあります。
「今これらの人々は一口にアイヌと呼ばれているが、その大部分は日本人との混血によって本来の人種的特質を希薄にし、さらに明治以来の同化政策の効果もあって、急速に同化の一途をたどり、今はその固有の文化を失って、物心ともに一般の日本人と少しも変わることがない生活を営むまでにいたっている。したがって、民族としてのアイヌは既に滅びたといってよく、厳密にいうならば、彼らは、もはやアイヌではなく、せいぜいアイヌ系日本人とでも称すべきものである」
(引用:世界大百科事典第二版1-34ページ、平凡社。マーカーは筆者による)
「アイヌ民族は既に滅びた」と言っているのは自説ではなく、事典に書いてあるのです。
■金子のブログのコメント欄でも指摘されている。平凡社の訂正。
平凡社「百科事典【連絡のお願い】」(回収・無償修理等の情報)_国民生活センター
『世界大百科事典』「アイヌ関連項目集」についてのお知らせ
このたび、小社では『世界大百科事典』の「アイヌ」の項目を全面的に改稿することといたしました。現行の同項目は、1970年代後半の編集になるもので、アイヌ民族が日本の先住民族であるとの視点にないものであり、現時点では適切なものではないばかりか、アイヌ民族に対する偏見や差別を助長しかねないとの認識にいたったためです。この改稿は本年秋に予定しております同百科事典の2007年版に反映いたしますが、2002年以降にご購入いただき、読者登録をされている皆さまには、改稿あるいは今回新規に立項します項目を小冊子「アイヌ関連項目集」にまとめ、お届けいたします。なお、小社で把握できない購読者の皆さまにつきましては、下記へお問い合わせください。読者の皆さまはじめ関連項目の当事者、利用者の皆さまにはご迷惑をおかけいたしますが、上記経緯につきご理解いただき、ご容赦くださいますようお願いいたします。
平成19年4月28日
懲りずにまた「アイヌ滅びた」と書いてる、自民・金子快之(やすゆき)。
しかし、金子が主張する根拠となった「平凡社の百科辞典」の間違いを指摘するコメントが。
なんと、平凡社自体が「差別的なので訂正、回収」を呼びかける文章を出していたのですね。
こんなものを根拠に「アイヌは滅びた」という金子は確信犯的であり、議員辞職ものでしょう。
平凡社が「差別を助長しかねない」という事で訂正したのに、それを根拠に繰り返す金子は筋金入りの「差別主義者」といっていいんじゃないでしょうか。
■みんなの党から自民に移ってきたようだが。
Twitter / poponpgunyan: 「アイヌ民族もういない」の自民・金子快之(1期)は、みんなの ...
(twicas)お盆休み、辺野古とか。- 2014.08.15
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(Podcast)ぽぽんぷぐにゃんラジオ 2014年8月2日(土)
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