Skb-RS ~ロードスターはじめました~

北海道でロードスター(NB8C)と
デミオ・スポルト(DE5FS)を放し飼いする日記。

Skb-RSとは・・・

子供手当て

2010-04-17 22:55:32 | Weblog
今日は、昼にチラッとテレビを見る機会があって(土曜日としてはめずらしく)、

で、やしきたかじんの番組をやっていた。

こんな番組、毎週土曜日やってたんだっけ?

どうやら、大阪というか関西向けのローカル番組を、北海道でも放送している風な番組であった。


まぁ、みのもんたの朝ズバとか、アッコにおまかせ!みたいな、情報系の番組で、それをたかじんや芸人が面白おかしく斬る!というのが、番組のコンセプトのようであった。


とりあえず、民主党政権のバラまき政策を持ち出して、極低レベルな皮肉や風刺で笑いにする方向性。

「こども手当て」や「高校無償化」について時間を割いて

知らない女芸人が「私らみたいな独身にこそ手当て出して、デートに来ていく服の一着でも買わしてほしい」
とか


街頭インタビューで年寄りが「子供手当てなんてどうせ貯金されて終わる。わしらみたいな先の無い人間にこそ支給してくれたら、すぐに使うから経済効果もデカい」


とか、


好き勝手言って、笑わして、

で、一応いる専門家だかコメンテーターみたいな人々も、


「そうなんですよ、たかじんさんのおっしゃるとおりで、今の民主党には問題があって云々」


みたいな、



で、「ほんまやなー」っつって終了。




なんか、残念だな、と。


彼らは笑いが取れればいいかも知れないけど、そういうテレビを見て、真に受ける人々もたくさん居るんだから、ちゃんと責任ある放送をしてほしいものだ。



子供手当ての支給を、単なる経済対策と同列で考えること自体が、間違いだと思うんですよね。
経済の詳しいことは分かりません。
べつに民主党を支持するしないの話がしたいんでもありません。


ただ、ああやってテレビに出るような裕福な人間には分からないかも知れないけど、
一般的な20代や30代の、普通の収入の世帯で、これから子供を生むか生まないか、ということになったとき、経済的な問題が大きく立ちはだかっている、というのはリアルな現実だ。
それが、いまの出生率「1」というのにも現れているのだ。

もちろん、子供手当てといって、1万円だか2万円だかが支給されたといって、何もかも解決されるとは思えない。
けれど、子供をどうするか、あと一人欲しいな、とか そういう迷っている層、先延ばしになっている層にとっては、大きな後押しになるはずだ。


子供がいる全ての世帯に支給して、所得の制限をなくしたことに対する批判も多い。
そして、それに対して、「その世代で富裕層はごくわずかな割合だから、さほど議論すべきでもない」みたいなことも言われている。

その点については、難しい問題で、たしかに富裕層に支給するのは無駄というのももっともだし、かといって、どこに線を引くかも難しいことだ。

ただ、そのことで議論が長引くくらいなら、迅速に一律に支給してしまうという決断は、良かったのではないかと思う。
選挙対策かどうかよりも、こういう政策は迅速であることが重要な気がする。


少子化問題というのは、中長期的に見れば、むしろ日本のもっとも重要な問題だと思う。

日本の人口がこれから減少していく中で、この国はどうなっていくのか。

それは、バブル経済の末に、初めて土地の値段が下がっていったときの混乱のような、そんなものじゃ済まないことになっていくんじゃないだろうか。

年金制度も、生命保険も、銀行の融資とかローンとか、そういうものって、全ては経済成長が続くことが、前提となって成り立っているように思う。
そしてそれは、人口が増加し続けるからこそ、約束されたものだった。

これが成り立たなくなると、世の中はマズい。
新聞の記事でも、自分の会社でも、「前年同月比」という言葉を嫌と言うほど目にし耳にするけど、この概念自体が、経済成長が前提でのことだと思うのだ。

人口が激減する中では、前年同月比をクリアし続けるなんて不可能なわけで。


でもきっと、企業の中間管理職はそんなこと関係なく「売り上げ、売り上げ」と社員を煽るだろう。
自殺者の増加も心配だ。

おっと、それは言いすぎか。



もちろん、本当の意味で安定した人口を維持させるためには(出生率を伸ばすためには)、子供手当てだけで良いとは思えない。
年金制度の在り方だとか、60歳以上の世代の雇用形態に関するルールだとか、社会全体を変えていかないとならないんだろうと思う。



やっぱり日本の人口のことを考えると不安だ。

夕張のような町が続発する。
夕張だけが悪いんじゃない。
夕張は、その町の性格上、他の過疎地より早くその症状が進んだだけで、全国のほとんどの都市が、夕張のような問題を抱えていくことになる。

全国に、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、とかそういう都会にだけ人口が一極集中して、しかもその都会に60年代や70年代に出来た団地は、高齢者ばかりが住み、やがてそこからも人が減っていき、ゴーストタウンになっていく。


怖いな・・・・。







オープンカーだからって何でもかんでも好きというわけじゃないんだけど

2010-04-17 00:09:01 | Weblog


ピニンファリーナのこれ。



そいつはどうかな?さんのブログでも取り上げられている、このコンセプトカーだけど、



どストライクで、このデザインが好きです。
素晴らしいと思いませんか?


ロングノーズショートデッキの、古典的なプロポーションが良いことは当然として、アルファロメオの三角の盾形グリルの消化の仕方も秀逸。
また、有機的でアクの強いプレスラインなんだけど、フロントフェイスでは互いにやわらかく収束。
この具合が秀逸で、エグさを感じさせない処理。

このあたりって、最近のマツダがちょっと足りてないことなんじゃないかなー、とか勝手に考察。

むやみにヘッドライトの形状を、L字型や段付きにして流行にのってないのも好感持てる。






ところで、ボンネット形状や、その脇からショルダーラインへつながるプレスの感じ、
なんとなくS2000を思わせる。


っていうか、この顔の感じも、テールレンズの感じも、

S2000のプロトタイプだったSSM(ホンダ、95年)を連想させられた。






似てません?


でも、あれほど中学生だった頃に雑誌に食いついて興奮さえした、SSMというこのコンセプトカーも、今の目で見ると、ちょっとボリューム感に欠けるように感じてしまう。


でも、カッコイイよなぁ。


SSMでは、ヘッドライトの位置が各国の法規をクリアできないために、S2000のような顔になった。(整備製の悪さもあるだろうけど)

そう考えると、このピニンファリーナのやつも、市販化させるとしたら、ライトの位置が問題になりはしないか、と心配してしまう。


このライトの位置を変えて、高い位置に配置すると、もうこの車のデザイン全てが台無しだと思うんですね。


S2000の場合においては、むしろグリルより少し高い位置に配置したことが、S600・S800のデザインとの連続性が出てすごく良かったと思うんだけど。



さて、次のマツダ・ロードスターも、少し小さくなるという話ですね。

たびたびここに登場する、例のNC乗りの大学教授とも、先日この話をしたんですが、

教授が言うには、

「NBやNAくらいのパワー感を実現するには、きっと現代の技術なら、1500ccや1400ccくらいでも、出来そうだ」と。

「フォルクスワーゲンがやるみたいに、1200ccくらいのエンジンで、ターボ付きっていうのも、これからの時代には面白いかも知れない。
 ただ、日本ではいまだに排気量で車のクラスやパワーを見るという考えが根付いている。
 スポーツカーを買うときに、1400ccや1200ccのエンジンでは、日本では成功するかどうか・・・。
すごく難しい判断でしょうね」


と。

いやいや、まさしく。
さすが教授になる人だけあって、問題提起が上手いというかw
簡潔で、明確に問題点を訴求;


「小さい車が好き」だとか言っている俺も、


「ゴルフに1200ccエンジン?はぁ?」


とか、思っちゃうもんな・・・。



しかし、燃費や環境対策として、ターボがこうも活用されるとは、10年前には想像も出来なかったと思います。

時代は変わりましたねぇ