読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

天童荒太著「青嵐の旅人(上)それぞれの動乱」  

2024-12-12 | Weblog
江戸幕府消滅。そして明治へ。激動の時代を一般庶民の目線で描く感動の歴史長編。舞台は、1862年(文久2年)幕末の伊予松山藩。代々続くお遍路宿「さぎのや」で育てられた孤児で戦を嫌う娘ヒスイと、同じく孤児で医の道で人を助けるとこころざしの弟救吉、危機一髪の場面を救われたこときっかけに知り合った若き青年武士青海辰之進達が主人公。ある日、ヒスイは遍路道で倒れ腹痛で苦しむ侍を偶然助ける。それは脱藩し国を出ようとしていた龍馬であった。幕末の混乱の続くそれからある日、藩の郷足軽隊の調練に医師見習いとして同行せよと命が下る。戦を嫌い平和を願うヒスイはやがて救吉が戦場に送られることは必定とみて、男装の上看護人として弟に同道することに。・・・やがて京に上り長州との争いに巻き込まれていくとことに。平和を願う3人の前には藩士の鷹林雄吾が幾度となく立ちはだかってくる。龍馬と出会い新撰組らと絡む展開で話が進む。
2024年10月毎日新聞出版刊  


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