読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
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貫井徳郎著「ひとつの祖国」

2024-12-01 | 貫井 徳郎
架空の日本を舞台に展開される。第二次大戦後ソ連に占領された日本人民共和国とアメリカに占領された大日本国に分断されていた日本は、その後再びひとつの国に統一され首都が大阪に設定されて四半世紀たった日本が舞台。東西の格差は埋まらず、東日本の独立を目指すテロ組織MASAKADOが暗躍する日本世界。意図せずテロ組織と関わることになった一条昇と、その幼馴染で自衛隊特務連隊に所属する辺見公佑の二人が中心になり展開される。SFなのか社会派?エンタメなのか、繁栄する西日本に対して、貧困にあえぐ東日本という設定にムリがあるし、過激派の描き方などリアル感なしの設定とご都合主義の展開とで最後まで違和感をもって読了。最後のエピローグも尻すぼみ何が言いたかったのかも不明で駄作感一杯感想。
2024年5月朝日新聞出版刊

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