読書備忘録

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幸田真音著「人工知能」

2020-07-26 | 幸田真音
サスペンス小説。自動運転車のテスト中の人身事故が連続して起きる。主人公は中学生の頃から悪さばかりしてきて、いつも行き当たりばったりの人生を送ってきた、新谷凱。彼が、唯一興味を持てたものは「人工知能」の世界だった。携帯電話会社でのアルバイトや電気機器メーカーでの企画開発などを経て、AIに携わる仕事に就いた凱。その会社で彼は、自動運転技術が搭載された試験中の車が、人を轢いたという事件の捜査に協力することになる。 日本の置かれた自動運転車を含めた AI研究の現状、一つのシステムに人工知能を組み込むことの現実的な困難さや、システムの安全性という観点での日本の脆弱性など普段あまり考えたことがなかったことを教えられたが、謎解きの部分ではイメージ・リコグニション(画像認識)に関わる人物の登場で展開が予想出来てしまった。
2019年3月PHP研究所刊

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