~虫にとっては寒い?~
今年の夏は友人の影響と協力があって非常に充実した「虫活」を送ることができ、気が付けばもう10月。
涼しく過ごしやすい日になってきた一方で、昆虫たちに問題が...
お前痩せた?
カブトムシの幼虫なのだが、活動が鈍ってしまい体重が増えないどころか減っている様子。せっかく30g超えたのに...
さすがに平均18℃は冷えすぎだったのだろう。昆虫は変温動物なので、気温が低すぎると活動レベルが低下してしまうのだ。
~温室計画始動~
夏から考案していたメタルラック温室計画。しかし、今見てみれば甘すぎる計画だ。
まずビニール1枚程度では冬の寒さに勝てるはずがないし、温水を入れたペットボトルを単に置いただけではすぐ冷める
だけの置物でしかない。暑さで頭おかしくなってたのかな? ...いや、元々か。
いったん白紙に戻し、再度計画を練って実行だ。
~簡易ヒーターを試作してみる~
まず、熱源を用意しなくてはならない。電気ヒーターにサーモスタット(温度管理機)を接続するという方法が一般的だが、
筆者の"狭く不便で物が多すぎる部屋"にそんなものを置く余裕はない。金もないけど
そこで目をつけたのがコレ。高校生の頃に作った自作クーラーだ。
発泡スチロール箱のフタにファンを搭載し、保冷剤を入れて電源を入れると側面の排気口から冷やされた空気が出てくる
という当時の頭の悪さの割には優秀な設計だが、いざ使うと手元しか冷やせず暑さ対策としてはイマイチ。ついでに猫にも不評だった
ためお蔵入りとなってしまった
今回は、そんな失敗作からヒントを得て簡易暖房の製作。2か所に穴をあけた発泡スチロールの箱に熱湯を入れた缶を入れておくだけの構造。
温かい空気は上昇する性質を利用し、下部の穴から自然吸気し上部からじわじわと熱気を出す仕組み。
ただ、アツアツの缶を直接入れるとマズいことになりそう。というわけで身近な素材を使い缶ケースを作る。
割りばしをひたすら積み重ねる。木工用接着剤をつけては重ね、つけては重ね...
こんなもんでどうだ。これにより、小さいサイズのボトル缶を安全に格納できる。
そのうち内部の改良もしたいところだ。少しでも熱が長持ちする方法はないだろうか?
ニクロム線なんて買ってこなかったので、カッターナイフをぶっ刺してを穴あける。別に綺麗に切る必要はない。
これで簡易ヒーターは完成。安っぽいだと? うるせぇ
~工夫と知恵を詰め込んで~
朝から大忙しだ。作業前の気合入れに、最近発売されたモンスター ロッシを買ってみた。
なんというか、例えるなら「CCレモンを薄めてグレープフルーツ少し足して、ごく僅かにオレンジ混ぜた」ような味。
さっぱりしていて飲みやすく、柑橘系が好きな人に良さそう。
燃料を胃袋に流し込んだところで工事開始。エアソフトガンをやめる前までは装飾スペースだったため後ろにプラ段ボールが
貼ってある。これはこれで保温性があるためそのまま残す。
予算内に収まるよう考えながら買い置きしておいた資材。写真の物すべて合わせて10000円。
ビニールシートは2重に設置。結束バンドで固定していく。
もうこれだけでそれっぽい。ワクワクしてくる
シートの端は開閉時に負担がかかるため、布テープで補強し破れないよう対策。多少乱暴に引っ張っても大丈夫
実際に入ってみると、ビニールたった2枚だけでも温かいのが分かった。猫にとっても心地が良いらしい
天井はビニールをかぶせた上に追加で購入してきたアルミ保温シート2枚と不織布を挟めて厳重防御。さらに棚板をのせてフタをする。
暖気は上昇するため、上面の保温が特に重要。
下段には不織布4枚重ねとアルミ保温シート1枚、そして棚板。ある程度の通気性も確保する必要があるのが難しいところ。
この後、側面と背面にもシートを貼り付けて断熱性を高めた。
~温水槽設置~
前に持っていた水耕栽培の参考書で、ビニールハウス下部に観賞魚用のヒーターを入れた水槽を設置して
全体を温めるという方法を読んだことがある。
そこに飼育ケースごと沈めておけば、特に寒さに弱い成虫を守りつつ熱源にもなるのでは? という発想だ。
小学生の頃に熱帯魚を飼育していたこともあり、ヒーターとフィルターは懐かしいアイテム。
プラスチック容器でヒーターを使うのは良くないのだが、ショップではトロ舟でも普通に使っていたし問題ないだろう。
毎日点検しなくては...
水を入れて作動テスト。フィルターで水流を作り出すことで効率よく温まっている。
金魚、メダカは23℃...熱帯魚は26℃だったかなぁ...と思い出しながらダイヤルを眺めていた。
とりあえず25℃でいいだろう。冬は上げないとダメかも
自作ヒーターも実戦投入。今のところ3本しかないが、職場で缶コーヒー買って飲んでいれば8本ぐらい簡単に揃うだろう。
~工事完了~
案外うまく完成した。
が、これで安心ではない。これから寒くなっても最低15℃は保たないと外国産の成虫・幼虫は危険だ。0℃にもなる部屋で
どう対策していくのか、どんな忙しくても毎日お湯の補給はできるのか、いかに電気代を抑えられるか。課題は山積み。
まだまだ基礎が出来上がっただけ。これから改良を重ねて厳しい冬に備えていきたい。
今年の夏は友人の影響と協力があって非常に充実した「虫活」を送ることができ、気が付けばもう10月。
涼しく過ごしやすい日になってきた一方で、昆虫たちに問題が...
お前痩せた?
カブトムシの幼虫なのだが、活動が鈍ってしまい体重が増えないどころか減っている様子。せっかく30g超えたのに...
さすがに平均18℃は冷えすぎだったのだろう。昆虫は変温動物なので、気温が低すぎると活動レベルが低下してしまうのだ。
~温室計画始動~
夏から考案していたメタルラック温室計画。しかし、今見てみれば甘すぎる計画だ。
まずビニール1枚程度では冬の寒さに勝てるはずがないし、温水を入れたペットボトルを単に置いただけではすぐ冷める
だけの置物でしかない。暑さで頭おかしくなってたのかな? ...いや、元々か。
いったん白紙に戻し、再度計画を練って実行だ。
~簡易ヒーターを試作してみる~
まず、熱源を用意しなくてはならない。電気ヒーターにサーモスタット(温度管理機)を接続するという方法が一般的だが、
筆者の"狭く不便で物が多すぎる部屋"にそんなものを置く余裕はない。
そこで目をつけたのがコレ。高校生の頃に作った自作クーラーだ。
発泡スチロール箱のフタにファンを搭載し、保冷剤を入れて電源を入れると側面の排気口から冷やされた空気が出てくる
という当時の頭の悪さの割には優秀な設計だが、いざ使うと手元しか冷やせず暑さ対策としてはイマイチ。ついでに猫にも不評だった
ためお蔵入りとなってしまった
今回は、そんな失敗作からヒントを得て簡易暖房の製作。2か所に穴をあけた発泡スチロールの箱に熱湯を入れた缶を入れておくだけの構造。
温かい空気は上昇する性質を利用し、下部の穴から自然吸気し上部からじわじわと熱気を出す仕組み。
ただ、アツアツの缶を直接入れるとマズいことになりそう。というわけで身近な素材を使い缶ケースを作る。
割りばしをひたすら積み重ねる。木工用接着剤をつけては重ね、つけては重ね...
こんなもんでどうだ。これにより、小さいサイズのボトル缶を安全に格納できる。
そのうち内部の改良もしたいところだ。少しでも熱が長持ちする方法はないだろうか?
ニクロム線なんて買ってこなかったので、カッターナイフをぶっ刺してを穴あける。別に綺麗に切る必要はない。
これで簡易ヒーターは完成。安っぽいだと? うるせぇ
~工夫と知恵を詰め込んで~
朝から大忙しだ。作業前の気合入れに、最近発売されたモンスター ロッシを買ってみた。
なんというか、例えるなら「CCレモンを薄めてグレープフルーツ少し足して、ごく僅かにオレンジ混ぜた」ような味。
さっぱりしていて飲みやすく、柑橘系が好きな人に良さそう。
燃料を胃袋に流し込んだところで工事開始。エアソフトガンをやめる前までは装飾スペースだったため後ろにプラ段ボールが
貼ってある。これはこれで保温性があるためそのまま残す。
予算内に収まるよう考えながら買い置きしておいた資材。写真の物すべて合わせて10000円。
ビニールシートは2重に設置。結束バンドで固定していく。
もうこれだけでそれっぽい。ワクワクしてくる
シートの端は開閉時に負担がかかるため、布テープで補強し破れないよう対策。多少乱暴に引っ張っても大丈夫
実際に入ってみると、ビニールたった2枚だけでも温かいのが分かった。猫にとっても心地が良いらしい
天井はビニールをかぶせた上に追加で購入してきたアルミ保温シート2枚と不織布を挟めて厳重防御。さらに棚板をのせてフタをする。
暖気は上昇するため、上面の保温が特に重要。
下段には不織布4枚重ねとアルミ保温シート1枚、そして棚板。ある程度の通気性も確保する必要があるのが難しいところ。
この後、側面と背面にもシートを貼り付けて断熱性を高めた。
~温水槽設置~
前に持っていた水耕栽培の参考書で、ビニールハウス下部に観賞魚用のヒーターを入れた水槽を設置して
全体を温めるという方法を読んだことがある。
そこに飼育ケースごと沈めておけば、特に寒さに弱い成虫を守りつつ熱源にもなるのでは? という発想だ。
小学生の頃に熱帯魚を飼育していたこともあり、ヒーターとフィルターは懐かしいアイテム。
プラスチック容器でヒーターを使うのは良くないのだが、ショップではトロ舟でも普通に使っていたし問題ないだろう。
毎日点検しなくては...
水を入れて作動テスト。フィルターで水流を作り出すことで効率よく温まっている。
金魚、メダカは23℃...熱帯魚は26℃だったかなぁ...と思い出しながらダイヤルを眺めていた。
とりあえず25℃でいいだろう。冬は上げないとダメかも
自作ヒーターも実戦投入。今のところ3本しかないが、職場で缶コーヒー買って飲んでいれば8本ぐらい簡単に揃うだろう。
~工事完了~
案外うまく完成した。
が、これで安心ではない。これから寒くなっても最低15℃は保たないと外国産の成虫・幼虫は危険だ。0℃にもなる部屋で
どう対策していくのか、どんな忙しくても毎日お湯の補給はできるのか、いかに電気代を抑えられるか。課題は山積み。
まだまだ基礎が出来上がっただけ。これから改良を重ねて厳しい冬に備えていきたい。
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