はんなりする話

京都の義肢装具会社〝㈱大井製作所”のスタッフの日常や装具の話など。
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神の技

2011-02-02 19:59:22 | Weblog
こんにちは管理人です。

突然ですが、私がよく利用する施設の中に社員食堂のようなものがあります。
券売機でチケットを買って、食券と交換でトレーに
希望の食事を載せてくれるっていうごく普通の社食です。

ここに来ると私はいつも同じ食券を買うことにしています。
『今日は何する?』と聞かれれば、いつも『神の技にしますっ』と答えます。
これが何かと言うと、いわゆる天ぷらうどんなのですが。。
では、どこが神の技かと言うと上に堂々と乗っかっている天ぷらにあります。

この天ぷらの“エビ”はまさに“蛯ちゃん”と呼びたくなるような、
たおやかでスレンダーな甘エビにも似た容姿をしているにもかかわらず、
叶姉妹もびっくりするような、身の丈の何倍ものゴージャスな衣をまとい
“蛯ちゃん”→“海老さま”に大変身します。
この衣のつけ具合がもう『神の技』そのものなのです。
中身からして絶対にありえないほどの大きさの天ぷらが
器に2つ慎ましく並んでいる姿は感動さえ覚えます。

向かいで一緒に食事している人が
『これを2つ載せるくらいなら1つは掻揚げにしたら良いのに・・・』
とブーブーいうのも右から左へスルーして、私はしばらくホクホクと眺めて楽しみます。

物事は視点を変えてみると不都合なことも
ちょっとおもしろくなったりします。
この『神の技』がそうなのではないのかな?と思ったりします。

私が使用しているノートパソコンも、ものすごく動きが遅いのですが、
最近はアナログっぽくてかわいいかも(?)と思えてくるようになりました。
作業が遅くなるのは困りますが、待ってる間に他の仕事が片付きます。
やはり視点を変えるのは良い気がします。

日々の小さな感動が幸せに感じることに安心します。
まだまだ気持ちに余裕があるということかな。。

ちなみに我が家の食事に温泉卵がトッピングされたり、
チキンライス→オムライスになると
『よそ行き』と称して格上げされ、大絶賛されます。

やはり、小さな感動は平和で幸せです。

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