はんなりする話

京都の義肢装具会社〝㈱大井製作所”のスタッフの日常や装具の話など。
※お問い合わせはメールフォームにてお気軽にどうぞ。

新色登場✨

2020-11-30 15:32:30 | **活動日誌**

こんにちは

製造のN.Nです

 

11月も今日で終わり、今年も残り1ヶ月となりました。

寒さも厳しい日が続きますが無理せず頑張っていきましょう

 

今回は期間限定新色のご紹介です

新しい合皮「ガンメタ」と「シャンパンゴールド」です

↑ガンメタを使用して作った体幹装具

↑シャンパンゴールドを使用して作った体幹装具

 

体幹はもちろん、インソールの表面材や装具のベルト等にも使用できます

「今のベルト、マジックの付きが悪くなってきた……」

「使い込んできたインソール、そろそろ綺麗に直したい……」

この機会に直してみては如何でしょうか!期間限定なのでお早めに!

 

使用期間によって保険をきかせて修理ができる場合もありますので、

是非お気軽にお問い合わせ下さい

 


靴を作るまで②

2020-11-20 20:00:00 | メディフット

 

みなさんこんにちは
MEDI FOOTのK.Tです。
 
今回は靴を作るまで、第2回目の紹介です
前回の記事をまだ読まれてない方は是非こちらからどうぞ!↓
https://blog.goo.ne.jp/smile-ohi/e/b4a23c7a3d9dcac6a97f45f74772700d
 
 
④中敷作成
お客様の足の状態に合わせて、靴型からインソール(中敷き)の作成をします。
 
製作した木型に材料を積層(積み上げ)させて、中敷の型に加工していきます。
材料もお客様の足の痛みや状態によって柔らかいものにするか、沈み込みを防ぐために硬めの素材を使うか決定します。
 




↑こちらは実際に使用して頂いているインソールです
 
 
 
⑤チェックシューズ
出来上がったインソールを木型に合わせて、熱した薄いプラスチックでモールドし出来上がりの靴の形を作ります。
 
↓足首に書かれてる黒い線は履き口になります
 

↑完成!透明な靴が出来ました

出来上がったチェックシューズを実際に履いて頂き、
「足が強く靴に当たっている場所は無いか?」
「インソールは足に合っているか?」等を確認します。
 
 
 
次回、靴を作るまで最終回
どんな靴に仕上がるのでしょうか?お楽しみに!
 
 

靴を作るまで①

2020-11-13 14:09:17 | メディフット
みなさんこんにちは
MEDI FOOTのK.Tです。
 
今回は靴を作るまでの手順を、3回に分けて紹介したいと思います。
 
 
①ヒアリング
1番最初にお客様の悩みをお聴きします。
この中で「痛みの出かた」「靴を作る目的」「デザイン」等をお客様とすり合わせて、出来上がりの靴のイメージをお客様と共有します。
 
 
②採型
石膏で足の型を採ります。
 
靴の作り方には幾つかあり大きく分けて「既成の木型を加工してお客様の足に近づける」やり方と「お客様の足の形を採り靴の型を作り上げる」2つのやり方があります。
後者の方が大きな変形にも対応出来る為、大井製作所では後者を採用しております。
 
 
足の型を採ると言ってもただ採るだけではありません。足に痛みがある方は、足に捻れが生じている事が多いので、捻れを矯正するように足の型を採ります。
 
 
 
③木型修正
採れた足の型を靴の型へと修正します。
 
 
修正前


 
修正後
 


 
これもただ靴の形に修正するだけでは無く、足の痛みや症状に合わせて修正方法を変えたり、インソール(中敷)を作る為掘り込みを行ったりします。


 

 

今回は木型修正まで長文でしたが最後まで見て頂きありがとうございました
次は中敷作成からチェックシューズまでを紹介します!お楽しみに
 

紅葉シーズンの靴選び

2020-11-06 15:24:13 | Weblog

 

こんにちは!

製造のN.N&I.Fです


寒くなり紅葉も近付いて来ましたね!

今日は紅葉シーズンに向けて

散歩やハイキングにピッタリの靴選びをお伝えします

 

まずは靴紐!

紐が無い靴や履き口の調整がきかないと

足が靴の中で動いて靴擦れや、タコ、

つま先の痛みの原因になり、足に負担がかかります

 

次にトゥピッチ↑
トゥピッチとは足先が上へ持ち上がっていることを言います
左のトゥピッチが無い靴より

右の上に持ち上がっている靴の方が

踏み返しがしやすく、足が前に出やすいです。

 

最後に

踵周りにカウンターと呼ばれる芯材が入っている靴のタイプがおすすめです。

歩行中の踵のブレをカウンターが抑えてくれることで、正しい位置に足が固定されて足の負担が軽減されます!

 

逆にこれは向いていないという靴は、

靴底が薄い物や靴自体が柔らかい物、

雑巾を絞るように捻れてしまう靴では長時間の移動には向いてないので

注意してください


靴にはいろいろな役割があるので、

それぞれの用途に合わせて使ってみて下さい!