どうも~。営業とフレームコルセット製作を主に担当しています、宮内です。
お盆が過ぎたとはいえ、まだまだ暑い日が続いていますよね。
夏バテする時期でもありますので、皆さんも体調管理に注意しましょう!
先日、病院で対応した小学生の男の子に、首から下げた私のIDを見て、「PO(ポ)って何?」と尋ねられ、思わず笑ってしまいました。
実はこれ、どの業界にもある略語の一つですが、医療分野では「PO(ピーオー)」と呼びます。
他には皆さんがよく耳にする、理学療法士を「PT(ピーティー)」と呼び、作業療法士を「OT(オーティー)」と呼びます。
Dr(ドクター)やNrs(ナース)は超有名ですよね!
さて、このPOですが、正式には英語で"Prosthetics & Orthotics"(義肢装具)の事であり、それを扱う者は、-tistと呼びます。 例)Prostetist & Orthotist
日本では、義肢装具の両方を取り扱う事ができるので、職業としては「義肢装具士」と呼ばれています。
実は、海外に目を向けると、両方を取り扱う事は稀であり、義肢を専門に扱う者と装具を専門に扱う者に分かれるのが一般的です。
無論、国によって制度が異なりますので、一概には言えません。
もう一つ、海外では患者様の体に触れることが可能な者を"Clinician"(クリニシャン)と呼び、義肢装具の製作を中心に行う者を"Technician"(テクニシャン)と呼びます。
それぞれが、専門分野に特化した仕事をしています。
日本国内でも、2つの分野が分かれている会社も多く存在しますが、両方を行う会社もあります。
当社は、半営業・半製造のシステムであり、製造に関しては、各部門(義肢、装具、インソール、フレームコルセット、サポーター等の縫製)に分かれており、
更にその中においても細かくパートが分かれていて、専門技術習得に向けて、日々精進しています。
時として、自分で制作した装具を患者様に装着して頂くこともあり、その場で評価が分かるので、とても貴重な体験をしています。
もし、今度病院の中で、「PO」と書かれたIDの人を見かけたら、「ポ」とは、呼ばないで下さいね!