本日は、営業3課所属の宮内が担当します。
京都の桜も満開を迎え、多くの観光客で賑わっている今日この頃です。
さて、私の仕事は、様々な病院へ営業として出向き、医師の処方に基づき、患者様の状態を見極め、ベストな方法をご提案し提供することです。
納品した後も、「もう少し何とか工夫できたかもしれない」と反省し、それを経験の糧として次に生かしていますが、時として患者様からご批判を受けることもあります。
どんな仕事でも付き物ですが、そんな時は、正直辛いと感じることもあります。
しかしそんな中でも、患者様から「ありがとう」と感謝されたり、「以前よりも楽になった」と笑顔が戻った姿を見ると、最大のやりがいを感じます。
今日は、そんなエピソードを2つ紹介します。
特定を避けるため、詳細を伏せることは、お許し下さい。
エピソード1:60代男性で交通事故により、左下腿切断を余儀なくされた患者様に、昨年10月頃、下腿義足を納品しました。
悔しい思いもあったと推察しますが、その方はリハビリに積極的であり、予想に反して早々に退院され、自宅での療養となりました。
毎週のように病院からの呼び出しに応じて、義足の調整に行ったことを覚えています。
その方が3月初旬に再診で来院され、久々にお会いし話をすることができました。
毎日2Km歩くことを目標にされ、雨の日も雪の日も近所を歩いてリハビリをしていたそうです。
最初は、歩いた後に断端が腫れて痛みを伴ったこともあったそうですが、最近はそれもなくなり、近所だけではなく遠方へも歩けるようになったそうです。
5月頃には、仕事に復帰するとおっしゃった時の笑顔は、大変印象的でした。 苦境をプラスの力に変えて前へ進む姿は、年齢に関係なく輝いて見えました。
エピソード2:昨年12月初旬、学校の検診で側弯症と診断され、病院を訪れた14歳の患者様でした。
担当した先生からの処方により側彎装具を作製することになったのですが、お母さん共々大変心配しており口数が少なく、装具制作にあたっての説明に時間を要したことを覚えています。
多感な時期の少女にとって、鎧のような装具を数年装着しなければならないことを説明するのは容易ではなく、励ましの言葉を添えるぐらいしかできませんでした。
しかし、納品時のレントゲンの結果を見た時、曲がっていた背骨が真直ぐになった画像を見て、親子で納得され、頑張ろうという気になったように思えました。
それから約3か月後、再診で病院を訪れた際に、話をする機会を得ましたが、その子もお母さんにも笑顔が戻り、ニコニコ冗談を交えながら話ができました。
学校の先生や友人方も理解を示され、順調にいっているようです。
そんな嬉しい笑顔を取り戻せるようになったことは、担当者として非常に励みなります。
勿論、私だけではなく、製作に関わった多くのスタッフにも感謝の気持ちで一杯です。
一人でも多くの笑顔が取り戻せるように、これからも邁進していきたいです。
Your smile makes us happy!!