2月19日(土)県立大学で、多文化共生シンポジウムが開催されました。
スマイルステーションの高校生も多く、参加してくれました、ありがとう。
シンポジウムでは...
KIFと県立大学での多文化共生についての学習会、多文化共生クラスターの本年度の報告がありました。(クラスターとは葡萄の房のことであり、その房の一つ一つのような多文化社会を学習し、豊かな社会づくりを行うための学習会で、一月に一回開催しています。)今年度は、地域日本語教室、入国管理システム(H21年の出入国管理法改から今後を考えていく。)県外の在住外国人の状況、国外の情況(日本との比較)について、学習しました。
そして、新潟県長岡市国際交流センター「地球ひろば」センター長の羽賀友信さんに基調講演としてお話しをしていただきました。
テーマは、「外から見た熊本・九州」です。 熊本について、新潟から見えている姿と、熊本に来てからの姿が違うということを冒頭にお話しされました。熊本には素晴らしい遺産が沢山あるが、うまく活用されていないようだ、そのため、外への広報も十分でないようです....
地域の遺産 ~ 素晴らしさを発見し、活用するためには、外からその地域をマクロ的に見ることが必要であり、その地域の人が自らその地域についてプレゼンテーション出来る力も必要となります。 一方、外から入ってきた人たちの目線を大切にしないといけない....(その一つとして、在住外国人の方々の存在があり、彼らをパートナーして受け入れ、地域社会を作っていくことで、地域の素晴らしさが発見され、発展していくことが考えられます。 人がつながっていくことが大切で、「事」づくりをとおして、地域の素晴らしさが発信されていきます。)
地域の人たちも、新しく入ってきた人たちから刺激を受け、お互いの文化的なアイデンティティを尊重し合うことができると、さらに、地域は発展していくことでしょう。 逆に、高齢化が進む中、新しい人たちを受け入れないと、地域の文化、伝統であったことが無くなってしまうだけでなく、災害に変わる恐れもあります。(例、長岡市では冬に雪おろしをしないと家から出て行けなくなります... この雪おろしは一つの文化でしたが、高齢化社会では危険を伴う作業で災害になる可能性があります。)
そして、地域の情報を如何に伝えるか… 発信していくかを考えることも大切です。例えば、熊本城の武者返し... そのままでは、外国人には分かりません。これを文化翻訳することが大切です。
熊本... 水道水が美味しく飲めるところ、地下水…、素晴らしいところが沢山あります。 でも、地域で生まれ、育った人たちには、当たり前のことです。多様な人とつながることで、また外から地域をみることで、普通のことの中に素晴らしさを発見できます。
大好きな熊本を世界の人が大好きになるような取り組みをしていきましょう。
パネルディスカッション:
羽賀友信さんのお話しの後、在住の外国人の方々を加えて、パネルディスカッションが開催されました。
外国人パネラーの方々の発言として:
最初、日本と中国の区別がつかないこともあった... 日本がアジアの1ヶ国に過ぎない場合もあるわけです。
日本の印象として、アメリカの同盟国であり、日本人は英語が上手と思っていた...ところが、英語が出来る人が少ない... 日本は綺麗な国… 日本は緑が多い…、などのお話しをされました。
また、日本に対しては、信頼と尊敬がある、とのことでした。第二次世界大戦後の日本の奇跡(経済成長)…、軍隊(自衛隊)を戦争に送っていない、資源がない国がこんなに成長したことに畏敬の念を持っている...
皆さんは、この外国人パネラーの方々のお話しを聞いて如何考えられますか... 現在の日本... 若干、変わってきているような感じもします...
日本とヨーロッパの違いで、団体主義と個人主義という話をありました。 日本人は、自分で決めることができない。出る杭は打たれることをいやがる...ユニーフォーム、日本は目立たないことが美学… ただ、この団体主義が良いこともあると話をされました。
コミュニケーションの中で、日本人は、「分かりません」と答えることが良くあります。世界的な観点からすると、「分からなくても、その後、調べてみます。」という態度が重要視されるます。エジプトでは、分からないことを教えてしまうことが良くあるそうです。え、間違いを...と思われるかもしれませんが、これは、エジプト人の考えに、何とかその人の役に立ちたいという気持ちがあり、その表れだそうです。
これは、ある意味に、人が人につながっていくという意味では素晴らしいことであるかもしれません。
地域が人につながることで素晴らしさが出てきます、そして文化を発信することが、重要ですが、大事なことは、その発信は、人からされるということです。
スマイルステーションの高校生も多く、参加してくれました、ありがとう。
シンポジウムでは...
KIFと県立大学での多文化共生についての学習会、多文化共生クラスターの本年度の報告がありました。(クラスターとは葡萄の房のことであり、その房の一つ一つのような多文化社会を学習し、豊かな社会づくりを行うための学習会で、一月に一回開催しています。)今年度は、地域日本語教室、入国管理システム(H21年の出入国管理法改から今後を考えていく。)県外の在住外国人の状況、国外の情況(日本との比較)について、学習しました。
そして、新潟県長岡市国際交流センター「地球ひろば」センター長の羽賀友信さんに基調講演としてお話しをしていただきました。
テーマは、「外から見た熊本・九州」です。 熊本について、新潟から見えている姿と、熊本に来てからの姿が違うということを冒頭にお話しされました。熊本には素晴らしい遺産が沢山あるが、うまく活用されていないようだ、そのため、外への広報も十分でないようです....
地域の遺産 ~ 素晴らしさを発見し、活用するためには、外からその地域をマクロ的に見ることが必要であり、その地域の人が自らその地域についてプレゼンテーション出来る力も必要となります。 一方、外から入ってきた人たちの目線を大切にしないといけない....(その一つとして、在住外国人の方々の存在があり、彼らをパートナーして受け入れ、地域社会を作っていくことで、地域の素晴らしさが発見され、発展していくことが考えられます。 人がつながっていくことが大切で、「事」づくりをとおして、地域の素晴らしさが発信されていきます。)
地域の人たちも、新しく入ってきた人たちから刺激を受け、お互いの文化的なアイデンティティを尊重し合うことができると、さらに、地域は発展していくことでしょう。 逆に、高齢化が進む中、新しい人たちを受け入れないと、地域の文化、伝統であったことが無くなってしまうだけでなく、災害に変わる恐れもあります。(例、長岡市では冬に雪おろしをしないと家から出て行けなくなります... この雪おろしは一つの文化でしたが、高齢化社会では危険を伴う作業で災害になる可能性があります。)
そして、地域の情報を如何に伝えるか… 発信していくかを考えることも大切です。例えば、熊本城の武者返し... そのままでは、外国人には分かりません。これを文化翻訳することが大切です。
熊本... 水道水が美味しく飲めるところ、地下水…、素晴らしいところが沢山あります。 でも、地域で生まれ、育った人たちには、当たり前のことです。多様な人とつながることで、また外から地域をみることで、普通のことの中に素晴らしさを発見できます。
大好きな熊本を世界の人が大好きになるような取り組みをしていきましょう。
パネルディスカッション:
羽賀友信さんのお話しの後、在住の外国人の方々を加えて、パネルディスカッションが開催されました。
外国人パネラーの方々の発言として:
最初、日本と中国の区別がつかないこともあった... 日本がアジアの1ヶ国に過ぎない場合もあるわけです。
日本の印象として、アメリカの同盟国であり、日本人は英語が上手と思っていた...ところが、英語が出来る人が少ない... 日本は綺麗な国… 日本は緑が多い…、などのお話しをされました。
また、日本に対しては、信頼と尊敬がある、とのことでした。第二次世界大戦後の日本の奇跡(経済成長)…、軍隊(自衛隊)を戦争に送っていない、資源がない国がこんなに成長したことに畏敬の念を持っている...
皆さんは、この外国人パネラーの方々のお話しを聞いて如何考えられますか... 現在の日本... 若干、変わってきているような感じもします...
日本とヨーロッパの違いで、団体主義と個人主義という話をありました。 日本人は、自分で決めることができない。出る杭は打たれることをいやがる...ユニーフォーム、日本は目立たないことが美学… ただ、この団体主義が良いこともあると話をされました。
コミュニケーションの中で、日本人は、「分かりません」と答えることが良くあります。世界的な観点からすると、「分からなくても、その後、調べてみます。」という態度が重要視されるます。エジプトでは、分からないことを教えてしまうことが良くあるそうです。え、間違いを...と思われるかもしれませんが、これは、エジプト人の考えに、何とかその人の役に立ちたいという気持ちがあり、その表れだそうです。
これは、ある意味に、人が人につながっていくという意味では素晴らしいことであるかもしれません。
地域が人につながることで素晴らしさが出てきます、そして文化を発信することが、重要ですが、大事なことは、その発信は、人からされるということです。