スヌーカーの選手は、めったに、マッセやりません。
しかし、ジャンプボールはスヌーカーでは禁止なので、どうしようもない状況でマッセをやることも、ごくたまにあります。
紹介するのは、2010年の世界チャンピョンのネイル・ロバートソン(オーストラリアの選手)の究極系マッセです。
スヌーカーのルールは、赤ボールが残っている場合は、最初に赤ボールに当てなければいけません。
当たらなかったら、9ボールみたいな、フリーボールはなく、そのままの手玉の位置から、相手が打つかパス、また、再度、同じ位置から打つことをファールした選手に要求できます。最悪の場合は何度でも要求されます。
他の(赤じゃない玉)にヒットしたら、もしくは、当たらなかったらファールです。
ファールは相手に4点入ります。もし赤じゃなく、ブルーに当たれば相手に5点、ピンクだと6点、ブラックだと7点。
ネイル・ロバートソンは、最初の試みとして、ポケットの角を利用して反対側のポケットに飛ばして、さらに飛ばした先のポケットの角を利用して、赤ボールに当てようとします。
そのアイデアを考える事、事態が普通ではないです。
それを3度試み、次はマッセです。グリーンボールとクッションのわずかな間を通して、赤に当てるという神業です。
もし、グリーンボールに少しでも当たったら、4点ファールで、また打ち直しです。
なぜ、黒ボールの近くに赤ボールがいっぱいあるのに、なぜそのボールを狙わないのかと言いますと、そのボールは狙いやすいんですが、そこを狙って当てた後、相手にたくさんポイントをとられてしまう可能性が大だからなのです。
その動画がこちら。尚、解説者の言語はアラビア語みたいで、私もちょっと理解不能です。(約6分間の動画です)↓
次は、昔モテモテだった頃のスリムなJimmy White選手によるマッセです。
観客もかなり喜んでいた彼の有名なマッセ・シーンです。
ちなみに、スヌーカーではノークッション・ファールはありません。
約30秒間の動画です。↓