粗碾き蕎麦の美味しさを求めて

地元箕輪町上古田産石臼碾き「信濃1号」が主体の蕎麦屋です。

「一人で勝手にやれば」語る会 19

2011-07-02 13:44:32 | 語る会
 蕎麦屋をやっていてもお客さんが沢山入って頂き、パニクってしまうような嬉しい日もタマにはありますが、考え込んでしまう時もあるんです。それは、今まで来てくれていた常連さんがピターと来なくなってしまう時。そのような時には、いろいろ考えてしまうものです。何か気に入らないことがあったのかなァとか、一燈の味が落ちたのかなァとか、ともかくいろんなことを考えるものです。でも、お客さん側の事情もあるからと、あまり深く考えないようにしています。そして一燈では「最近あの人見えないね」なんて言葉は禁句にしています。では、一燈では何を大切にしているかというと、一燈ではこの言葉を大切にしています。私の大好きな言葉の一つです。それは「今を大切に、目の前の人を大切に」。そうです。今見えてくれているお客さんに精一杯接すること。それしかないと思っています。
 「今、目の前の人を大切に」ということを常に自分に言い聞かせながら蕎麦屋をやっていますが、お客さんが来てくれないことにはそれができません。今、目の前に大切にしたいお客さんがいないんです。 続く。

最新の画像もっと見る