こんばんは
仙台市半日観光
仙台市太白区長町までやってきました
こんな高層マンションが建ち並ぶど真ん中に「地底の森ミュージアム」があります
この道路から5M下に・・・
2万年前の仙台市があります
「地底の森ミュージアム」にやってきました
すごかった・・・
施設はまるでシェルターのようです・・
地上にほとんど何もないのです
メインの施設は地下
トリックアートのような階段がランドマークですね
ほんとうはここから上で生活しているのだけど、2万年前はもっと下の地層で暮らしていたんだよ・・・
みたいな
受付をして地下5mまで進みます
(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
すごいです・・・
何なんだ、これは・・・
富沢遺跡では昭和62・63年(1987・1988)に小学校建設のための事前調査が行われました。遺跡内では30回目の調査だったので「富沢遺跡第30次調査」と呼んでいます。上から順に近世・中世・平安時代・古墳時代・弥生時代の水田跡、植物の根や茎がよく残っている土(泥炭層)、その下からは縄文時代の穴や倒木の跡が見つかりました。さらに2m下(現在の地面から約5m下)からは、約2万年前の旧石器時代に生きた人達の活動跡と森林跡が一緒に見つかりました。
このことは世界的にも貴重な発見だったので、遺跡を発掘されたままの状態で保存・公開するために、建設を予定していた小学校を別の場所へ移し、地底の森ミュージアムを建てることになりました。その後、平成8年(1996)11月2日に開館しました HPより
地底の森ミュージアムhttp://www.sendai-c.ed.jp/~bunkazai/~chiteinomori/
2万年前、旧石器時代の原生林が倒木している場所がそのままの状態で保存されています
出来るだけ劣化を防ぐため天井の空調設備がすごいです
気温20度、湿度80%を1年間保っています
なので、電気代だけで年間〇億円かかるそうです
ってのは、ずっとボランティアガイドさんが説明してくれたのでわかったこと
しっかし、規模がすごい
これで全体の規模の、ほんの一部ですからね~
鹿のふん
こっちは焚き火跡
この遺構からは、原始人の骨とか一切出土していません
あるのは焚き火跡と、石器を保存した穴、鹿のふん
ようするに、想像を掻き立てて、原始人が2万年前ここにきて、焚き火をして、石器を隠してどこかに行った・・・
その時代背景を総合的な展示に織り交ぜた、といったものです
ガイドさんが説明してくれます
石器時代、縄文時代、弥生時代・・・
堆積する土砂の量はぐうじの手のひらぐらい・・
手のひらひとつで1000年です
仙台市の地下5mにはこういった原生林跡があり、今も住む人たちの下にある
当時は原生林に覆われ、野生動物はその実や葉を食べ、それを求めて原始人が点々と狩りをする・・・
森の木の多くはトミザワトウヒ(絶滅種)などの針葉樹で、そこにわずかに広葉樹が混じっているそうです
現代社会にない、木を見ているという事にも感動を覚えます
ミュージアムではかなりの頻度で上映会が行われ・・・
こんな感じで遺構の上にスクリーンが下りてきますよ
その時は真っ暗になっちゃうので遺構を撮影できません(館内は撮影OK)
撮影OKってのもうれしいです
記憶を記録にできますものね
とにかく圧巻の地下展示です
人類はこうやって命をつないできて、今にある・・・
1000年ごとに手のひらほどの土砂が堆積して現代に至っていて・・・
じゃあ、現代はこれから先の堆積にのまれて、消えてなくなるのか・・・
そんなことを考えさせられる場所なのでした
そして「杜の都仙台」とはよく言ったもので、2万年前から杜の都だったんだと
堪能しました
コロシアム状の展示スペースの周りをスパイラルに歩いてあがります
この壁沿いにも展示物がありますよ
ま、お決まりですから
常設展示に行ってみると旧石器時代の頭蓋骨標本
やっぱ、猿に近いかな・・・
どっちが?
標本ですよ
横顔も上下顎が突き出ていますものね・・・
どっちが?
標本です
鹿って・・・
旧石器時代からいたんですねぇ
主にシカ肉を食べて、鹿の皮をなめして着衣としていたようですから
お決まりのカンチョーポーズ
この皮で衣類をこしゃったり、肉を運ぶ袋を作ったり・・・
そうやって脳も進化してきたのでしょう
古代の鹿はこんなに大きかったそうです
もちろん今は絶滅した種もあるそうですよ
遺構から取り出した絶滅種の針葉樹のねっこ
なんか・・
やっぱり今の時代の物じゃないような・・・
透かし展示スペース
ガイドさんが割れないよ、飛んでみる?
お言葉に甘えて・・・
頑丈な強化アクリルです
いいものを見ました
そして改めて仙台という都市の魅力を実感するのでした
皆様にはステキな夜をお過ごしくださいませ