本日6月18日は「おにぎりの日」。
石川県は鹿西町(現 中能登町)内の遺跡から日本最古の「おにぎりの化石」が発見されたことで制定され、「おにぎりの里」として町起こしをしているそうです。
因みに6月18日は、「鹿西(ろく=6)」と毎月18日の「米食の日」の語呂合わせ。
さて、新潟名物の「爆弾おにぎり」をキッカケに始まった新潟編。
萬代橋を渡って信濃川左岸側の旧新潟町「古町」エリアに移動した時のこと。
思い起こせば、橋上はまともに顔を上げられない程の強風の中、渡り切るのも一苦労でした
古町は新潟島の中で最も歴史の古いエリア。
商業・業務施設、そして金融機関が多く立地する繁華街で、新潟市民の台所として親しまれている本町市場の商店街を散策しました。
と云っても雨降りでしたからね、
ジックリ練り歩くのはまたの機会として「マンガの家」から少し歩いた界隈の2軒を紹介。
■田中屋本店 ※画像右端
“米どころ”越後新潟の良質米をそのままお菓子にしたのが「笹団子」と「ちまき」。
そんな新潟名物を店頭のガラス越しに製造実演販売している田中屋本店で思わず立ち止まり、買って帰りました。
よもぎ団子を笹で包んだ「笹団子」の定番は粒あん。
笹から紐解くと野趣(やしゅ)の風味よろしく団子生地に粒あんと少し粗削りなツブツブ感が相まって絶妙な味わいでした。
浸した餅米を笹で三角にしばり煮した「ちまき」は素材の良し悪しが直結した味わい。
モチモチとした食感よろしく食べ応えも充分、黄な粉をつけると“正月の餅”気分になってしまうのは私だけではないはず...
普段から気負わず「餅米」のある日常っていいですね。
ゴチソウさんです。
■山浦珈琲店「ナッツ」
コーヒー専門店として新潟で創業して半世紀余り、市内の自家焙煎店や珈琲好きが集まる名店のようです。
何より驚いたのは壁一面に並ぶウェッジウッドのコーヒーカップでしょうか、こんな店が好きだろうと、妻が即座に見つけてくれました。
メニューは軽食とケーキ、そしてハンドドリップした珈琲だけ。
自慢のストロングブレンドをデミタスでいただいたところ、口にふくむと芳醇な香りとカカオのようなフレーバーが広がりました。
「ストロング」と云えど、苦味ばかりが突出しない柔らかな口当たりが秀逸。
とても静かで落ち着いた雰囲気の中、只ならぬ淹れ具合、そして古町にふさわしい風格を備えた店の佇まいが印象的でした。
ゴチソウさんです。
またの機会は系列店にも足を運んでみたいですね。
(つづく)