先日に次いで、私の脳内再生により新潟への日帰り旅行記をお届けします。
上越新幹線で新潟駅に向かう途中に通り過ぎた燕市が、日曜ドラマ「下町ロケット」のロケ地と知ったのは職場スタッフと旅行の話をした時のことで、第2弾のテーマ「農業分野のものづくり」では、実家を継いだ殿村さんの田んぼで田植えをするシーンが印象的でしたね。
年々渋くなる吉川晃司さんは相変わらず何をしても格好いいと思います(笑)
さて、佐渡寿司「弁慶」でお目当ての寿司をたらふく食べてしまいましたから、タクシーに乗った往路を歩いて戻ることにしました
新潟と云えば「米どころ」。
その代表格たるコシヒカリを育む水源のひとつ「信濃川」は総延長367kmに及ぶ日本一の大河川。
流域面積は県の40%を占め、長野県東部と新潟県の中央を通り、新潟市の日本海にそそぎます。
新潟県では信濃川と呼び、長野県部分は千曲川と呼ばれています。
信濃川より千曲川と呼ばれている部分の方が長いですが、河川法上で千曲川を含めた信濃川水系の本流を信濃川と規定しているそうです。
▲デザインモチーフは「現代の北前船」
そんな信濃川が一望できるランドマーク「新潟日報メディアシップ」に立ち寄りました。
川の畔、市を象徴する萬代橋のたもとに建つメディアシップは新潟日報社・新潟日報グループの拠点で、オフィスや商業施設、ホールやカルチャースクールなど様々な文化施設を備えた地上20階、高さ105メートルもの多機能複合型ビル。
・1F〜7F :学術・文化交流・商業フロア
・8F〜13F :オフィスフロア
・14F〜18F:新潟日報メディアフロア
・19F〜20F:展望フロア
▲柳都大橋(ピア Bandaiも見えます)
▲萬代橋(国の重要文化財)
あいにくの空模様だったものの、最上階の展望フロアから日本海をはじめ信濃川河口に広がる新潟港・佐渡島・新潟平野・県境の連山は絶景でした。
(妻は高いところが得意じゃないので窓から遠ざかっていましたが:笑)
新型コロナウイルス感染防止の最前線で働く医師や看護師の方々に感謝を込め、ライトセイル(光の帆布)のライトアップを今なお続けているそうです。
そして新潟は美味しい酒・米どころといった印象が強いですが...
意外にも多くの漫画家を輩出し、テレビアニメや実写映画化された作品が多いことを散策途中で知りました。
(東京・北海道・大阪・神奈川・福岡といった大都市圏に比べた人口比において突出※作品名は一例)
・水島新司 :ドカベン
・高橋留美子 :うる星やつら
・魔夜峰央 :パタリロ
・和月伸宏 :るろうに剣心
・八神ひろき ;Dear boys
・しげの秀一 :頭文字D
・えんどコイチ:ついでにとんちんかん
・小畑健 :デスノート
・新沢基栄 :ハイスクール奇面組
・安田弘之 :ショムニ など
自分が見聞きしたことのない作者(作品)まで挙げると切りがないくらい大御所レベルが勢ぞろい。
そんな新潟では、マンガ・アニメといった文化活動の発信・観光交流の推進と地域の活性化を図るべく、界隈に関連施設が2つほどあったので、少しだけ立ち寄ってみました。(移動が前後しますが)
■新潟市マンガ・アニメ情報館
新潟ゆかりのマンガ家・アニメクリエーターの紹介のほか、人気キャラクターと遊べるコーナー、声優体験コーナーなど、マンガ・アニメの世界を体験できるミュージアム。
話題作の企画展も随時開催しています。
▲ロビー展示の懐かしい超合金にも惹かれましたw
■新潟市マンガの家 (古町通り)
新潟ゆかりのギャグマンガ作家の作品世界に触れられる他、キャラクターの等身大フィギュアなどを展示。
予約不要のマンガ制作講座「マンガのいっぽ」を毎日開催し、2階の「マンガの部屋」では1万冊ものマンガを無料開放しています。
時間にゆとりがあったら、2階に上がって「マンガの部屋」で漫画を読み浸りたかったですね。
少し雨が弱くなったので、萬代橋を渡って万代市から旧新潟町の市街地「古町」方面へと向かいましたが...
その前にご当地グルメで腹ごしらえ。
万代シティバスセンターにある、立ち食いそばとカレーの店「万代そば」の名物「カレーライス(通称:バスセンターのカレー)」です。
「アメトーク」や「秘密のケンミンショー」などテレビ番組で紹介されたとあって、行列の先は“カレー祭り”状態でした(笑)
ミニ・普通盛り・大盛りの3種類から、普通盛りにしてもこのボリューム。
(よほど胃袋に自信がないと大盛りのを完食するのは難しいと思います)
昔懐かしい黄色いビジュアルは一見すると、家庭で食べる甘口カレーのようですが...
粘度の高いカレールーは口当たり柔らかい印象ながら、食べ進めるほどにフンワリとしたスパイシーな辛味が押し寄せる、飽きのこない味わい。
これはクセになる美味しさでした。
また食べに行きたいですね...
(つづく)
【おまけ】
新潟名物と云われる「鳥半身揚げ」の店が見つけられず、帰り際に駅界隈の食品売場で買ってみました。
これは、ご当地の揚げ立てを食べた方がよさそうです