オカシのキモチ

日々の昼ごはんとお菓子作り、
そして休日は散策という名の食べ歩き。
食いしん坊夫婦の備忘メモです。

一泊二日の温泉旅行(群馬県草津編その2 熱気漂う 湯畑へ)

2014年10月02日 | ├ 群馬県
これまで“紅葉の秋”に宿泊を伴う週末旅行をしたことがないのも、
わざわざ“人混みを観に行く”ようなことが利口ではないと思うからで...
今回はシンプルに“ホテルビュッフェ&温泉”を目的に草津温泉に足を運びました。

で、予定を大幅に遅れてホテルに到着するも、夕飯までは時間があるので周囲をさっそく散策...











草津温泉は群馬県北西部長野県境にそびえる、「草津白根山」の東麓標高1200mに位置し、
草津から南に位置する軽井沢一帯と同じような高原性の気候のため、
森林浴もできて転地効果が抜群だと思います。



▲味のある赤い消火栓

■旅の転地効果とは
環境が変わることで精神的、肉体的にもプラスになる効果。
旅行をすることで日頃のストレスの多い環境から解放される事と同時に綺麗な景色に触れたり、新しい体験をすることによって、感性を司る右脳が使われます。
(発掘!あるある大辞典」より)




▲雪が降る時期は怖い坂道ですね

歩き初めは緩やかに山を下るような感触でしたが、約15分ほどして草津温泉のシンボル「湯畑」に近づく頃にはかなりの急斜面
草津温泉は浅い谷状で西から東に向かって傾斜した地形のため、非常に坂が多いようです。





そもそも「湯畑」とは温泉成分“湯の花”を木製の桶で採取しているところ。
つまり、湯畑があるということは源泉が出ている証拠!(=本物の温泉ということです)





そして草津温泉の源泉温度は約50度~90度と、かなりの高温...

そのため、湯畑には源泉を7本の湯桶に分けて“外気に触れさせてることで自然に温度を冷まし”、
最終的に7本の桶が一つになって、草津温泉の各温泉宿へと運ばれています。




▲「かおり風景100選(環境省)」に選ばれています

ひとまず「湯畑」をグルッと一回りすると、当初から座したレトロな雰囲気の旅館や土産屋が軒を連ね、
江戸中期に建てられた草津地方独特の建築様式「せがい出し梁造り」が再現された建物も存在しました。
(白壁造りで2階部分が1階部分より外側にせり出している珍しい洋式)




▲湯畑一帯は陥没したような地形のため、大型施設は温泉街から離れたエリアに広がっています


▲道中はヒトとすれ違うこともなかったですが、ここは賑わっていました









近くの足湯に浸かってみると比較的温度高めの湯でしたが、慣れると心地いい肌触り...
ノンビリしたいところですが、すぐ近くの湯畑から漂う独特の温泉臭にヤラれ、間もなく退散...







この熱烈ならぶ“熱波”な歓迎は堪りません(思わず「クサッ!」と連呼してしまいます:笑)

鼻に付く程ではありませんが、街中全体に漂っているので酔ってしまう方がいるかもしれません。
これも温泉街ならではですかね





少し距離をおいた湯畑前の特設会場では
おとなの酒まつり~群馬の地酒 in 湯畑」と題した日本酒の試飲イベントが開催されていました。

『赤城山』や『榛名山』など群馬の地酒が一堂に集まり、
無料で振舞っているとあって、こちらは酒好きで賑わっていました。




▲群馬の澄んだ水は酒造りの環境に適しているそうです

口当たりのいい日本酒は、ついつい飲んでしまうと時限装置そのもの...

危険極まりない飲み物です(笑)



ちょっと酔いが回ってきたその時でした。

アンタは飲んじゃ駄目でしょ!!

と隣のオッサンの背中を手加減ナシでビシッと思いっ切り叩くオバサンに皆が唖然...

この衝撃的な光景に“酔い”が一気に吹っ飛んでしまいました
(察するに、酒を止められているのに人目を盗んでまで飲みたかったようです)

人前で我慢ができない“のん兵衛”って昭和ドラマの世界だけかと思ってましたが...
いざ目にすると、ドン引きでした(笑)





長居は無用なので、湯畑前の「ホテル一井」に移動すると...
上州おっきりこみ」の試食販売をしていたので、こちらも頂いてみました(オイオイ!)

「おっきりこみ(=お切り込み・おっ切り込み・煮ぼうとう)」とは
煮込み麺料理の一種で群馬県や埼玉県北部・秩父地方の郷土料理。
「農山漁村の郷土料理百選」に選出され、モチモチの歯応えある生地に出汁が浸みて、
これからの肌寒い季節にピッタリな一杯でした。

ごちそうさんです。

見た目が似ているので...気になる“山梨のほうとう”との違いは3つ。
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*生地に加える水が少ない
*少ない水で練ることが良い味を生むコツとされるが、生地が堅くなるので強い力でゆっくりとこねている。
*醤油味が普及している
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シンプルな旅”とは言ったものの、
想定外に要らぬモノ・コトに手が伸び、足が動いてしまいます。

旅は(イイ意味で)魔が差すもの”と考え方を変えると、これほど楽しいことはありません。

(つづく)


【過去の記事より...こちらは山梨のほうとう】

*[日帰り旅行(山梨編3 足跡)

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