冬の沖縄旅行2日目、沖縄ツアーの定番スポットを巡っています。
『ナゴパイナップルパーク』から更に北上し、海洋博公園に向かいました。
▲どこに行ってもシーサーが出迎えてくれます
海洋博公園は1975年開催の沖縄国際海洋博覧会を記念して、翌1976年に設置された国営公園で、沖縄本島北部の観光の中心的場所です。
▲中央ゲートからは海が一望できます
園内は3つのエリアから構成されています。
*歴史・文化エリア:
東南アジア・南太平洋地域の海洋民族とのかかわりを示す生活・漁労用具等が展示されている「海洋文化館」、琉球列島古来の民家群や民家庭園を再現した「おきなわ郷土村」などがあります。そのほかに「総合案内所(ハイサイプラザ)」があります。
*花・緑のエリア:
世界的な規模の温室のある「熱帯ドリームセンター」や、さまざまな植物見本区が見学できる「熱帯・亜熱帯都市緑化植物園」などがあります。
*海のエリア:
ジンベエザメ、マンタなどを飼育している世界最大級の水族館「沖縄美ら海水族館」、イルカショーが人気の「オキちゃん劇場」や、「ウミガメ館」、「マナティー館」、「イルカラグーン」などがあります。公園の北端には真っ白なコーラルサンドの「エメラルドビーチ」があります。
時間の都合上、『海のエリア』だけの散策になりましたが、それだけでも十分楽しめる雰囲気です。
海岸付近の天気は変わりやすいので、曇天になったり晴れたりと落ち着きませんが...
南国特有の植物が出迎えてくれました。
これはマンタの形に寄せ植えしたオブジェかな。
▲記念撮影ポイントですな
園内を10分位歩くと、巨大なジンベエザメのモニュメントが出現
今回のメインスポット『沖縄美ら海水族館』に到着しました。
※「美ら」はと「ちゅら」と読み、沖縄の言葉で「美しい」「綺麗」という意味。
まるで要塞ような『沖縄美ら海水族館』は4層構造。
辿りついた建物の4階部分に位置し、3階の水族館入口(コーラルロビー)から入館して2~1階へと海深くへと潜っていくような導線になっています。
各フロアには沖縄の海を象徴するテーマがあり、歩きながら沖縄の海を体験することできます。
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まずは3階『サンゴの海』~『熱帯魚の海』から“海の旅”をご案内
カスリハタ
大型のハタの仲間で、灰色の体色と大きな斑点があり、かすり模様に似ているのが和名の由来です。
『熱帯魚の海』エリアでは強烈な光の差し込む浅い岩場から美しい砂地と薄暗い洞窟まで、沖縄周辺に広がるサンゴ礁域の環境が忠実に再現され、そこに生きる熱帯魚が自然に近い状態で飼育されています。
一際存在感があったメガネモチノウオ。
目の後ろの黒い模様がメガネをかけているように見えるため、こんな和名がついたそうです。
成魚になると頭のタンコブが目立つようになり、それがナポレオン皇帝の帽子に似ていることからナポレオンフィッシュとも呼ばれています。
ここまでの画像を見ると、あたかも海に潜ったように感じますが...
自分はスキューバのライセンスはもってません。
(これを機に取得しようなんて思ってませんよ:笑)
まだまだあります...続いて個水槽のサンゴ礁です。
▲全長は40cmあります
チンアナゴ
潮通しのがいい砂底に群れをなして生息しています...
顔つきが犬の“チン”に似ているから、この和名になってそうです。
▲タツノオトシゴの仲間
コクテンフグ
サンゴ礁に生息し、群れはつくりません。
体色は灰褐色や黄色など、色彩変化に富んでいます。
食べたら美味しいのかな...
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更に下層にある『黒潮の海』は沖縄美ら海水族館のメインエリア。
回遊魚たちのダイナミックな世界が広がっていました。
▲大水槽を正面から眺めることのできる専用のシート(シャークスタンド)もありました
いくつもの方向から観覧できる巨大アクリルパネルは水量7,500m³もの大水槽
▲まるで海底にいるようです
アクアルームでは、アクリルパネル製の天井の下から上を眺めるように観覧ができます。
まるで、海の中の特等席。
このエリアでは人気物のジンベエザメやナンヨウマンタが泳ぐ姿を様々なアングルで眺めることができます。
彼らの群泳はとにかく大迫力でした
ジンベエザメ
成長すると10~12mになる魚類の中の最大種。
世界の熱帯から亜熱帯の表層に生息し、この水族館に寄せられる沖縄本島での確認情報は5~6月頃が多い。
模様が夏着の甚平に似ていることからジンベエと名付けられたとされ、大きな身体をしているが動物プランクトン等の小さい餌しか食べない極めて穏和なサメで、ダイバーが近づいても逃げようとしない。
サンゴの産卵時期には水面に漂う卵を食べたり、時には立ち泳ぎをしながら水面近くの餌を食べることが知られている。
この水族館でも給餌ショーの際には約100リッターの海水とともに餌のオキアミを大口を開けて吸い込む豪快な摂餌シーンを見ることができるそうです。
生態の詳細は殆んど分かっておらず、1995年、台湾で捕獲された母ザメの体内から約300個体の胎児が見つかったことで本種が胎生であることが判明したそうです。
とにかくデカい!
鳥肌が立ちました...
水槽内にジンベエザメは3尾います。
その中で一番大きなジンベエザメだけに名前がつけられていました。
その名前はジンタ。
2010年4月現在で15年2ヶ月の飼育記録だそうです。
ナンヨウマンタ
マンタの仲間はオニイトマキエイおよびナンヨウマンタの2種で構成される。
本属には、幅6.8m、体重2tの最大記録があるが更に大きくなると推定され、エイ類の最大のなかまである。
ナンヨウマンタは、主に沖縄以南、インド太平洋の温・熱帯海域に生息し、飼育や餌付けに成功したのは、この水族館が世界で初。
大きな体をしているが主に小さなプランクトンを食べるおとなしいエイ。
下顎の歯は米粒より小さく、上顎には歯がない。
泳ぎながら頭の前縁にある大きな口を開けて、頭にあるヒレ(頭鰭)をのばして口の中に餌を流し込むようにして餌を食べる。
通称マンタと呼ばれ、ダイバーにも人気がある。腹の黒い斑紋で個体識別できる。
▲水槽が一番キレイな時間帯は早朝。こだわる人はオープン時がオススメです
朝夕でライトアップが切り替わるため、昼夜で違う動きをしている魚もいます。
時間帯を変えて見学しても新しい発見がありそうですね。
また、魚達は食事前が一番活発に動くそうです。
常に悠々と泳いでいるかのようなジンベエザメでさえ、実は一日の動きに変化があり、水族館が閉館した後から翌朝にかけて、最も泳ぐスピードが遅く、翌朝からエサの時間にかけてスピードが速くなるようです。
と言うことで、最も速く泳ぐ時間帯は“エサやりの直前”。
豪快なシーンが観たい方は、その時間をチェックですね
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『深海の海』エリアでは、とんでもないモノが待っていました...
▲ゲソとか、しばらく食べたくないです
ダイオウイカ...
沖縄の石川市の沖から生きた状態で捕獲されたダイオウイカの標本です。
体長は約6m37cmですが、マッコウクジラの頭についた吸盤の跡から更に大きなダイオウイカがいると想定されています。
キモチ悪い...
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あまり時間がなかったので、急いで水族館の外を散策しました
世界に8種類生息するウミガメのうちの5種類をウミガメ館で飼育しているそうです。
ウミガメを見ていると、昨年の“卵の産卵”を思い出します...
イルカラグーンでは、何だか元気のないイルカがいました。
▲松山ケンイチ主演で映画化しましたね
人工尾ビレを付けて泳ぐバンドウイルカ「フジ」です。
イルカラグーンで会うことができますが、何だか寂しそう...
近くに目をやると、一頭のイルカが近づいてきました。
よ~く見ると、薄めを開けて寝ているのか思いきや、“寝たフリ”でした(笑)
マナティー館の地階の水中観察室では水中でのイルカの行動が観察できました。
マナティーとは人魚伝説のモデル。
マナティーは草食性の哺乳類で、現在絶滅の危機にあり、国際保護動物に指定されていすようです。
オキちゃん劇場ではイルカの優れた運動能力を生かして、オキゴンドウやミナミバンドウイルカたちが楽しい「イルカショー」を繰り広げるようです。
残念ながら、ここでタイムアップ...
自由時間が一日あれば海洋博公園全体を回ることができるかもしれません。
バスツアーだから仕方ないですが、この水族館だけでも沖縄にやってきた甲斐がありました
(つづく)
【過去の記事より 動物園はこちらがオススメ→ [冬の北海道2010その5 旭山動物園]】
『ナゴパイナップルパーク』から更に北上し、海洋博公園に向かいました。
▲どこに行ってもシーサーが出迎えてくれます
海洋博公園は1975年開催の沖縄国際海洋博覧会を記念して、翌1976年に設置された国営公園で、沖縄本島北部の観光の中心的場所です。
▲中央ゲートからは海が一望できます
園内は3つのエリアから構成されています。
*歴史・文化エリア:
東南アジア・南太平洋地域の海洋民族とのかかわりを示す生活・漁労用具等が展示されている「海洋文化館」、琉球列島古来の民家群や民家庭園を再現した「おきなわ郷土村」などがあります。そのほかに「総合案内所(ハイサイプラザ)」があります。
*花・緑のエリア:
世界的な規模の温室のある「熱帯ドリームセンター」や、さまざまな植物見本区が見学できる「熱帯・亜熱帯都市緑化植物園」などがあります。
*海のエリア:
ジンベエザメ、マンタなどを飼育している世界最大級の水族館「沖縄美ら海水族館」、イルカショーが人気の「オキちゃん劇場」や、「ウミガメ館」、「マナティー館」、「イルカラグーン」などがあります。公園の北端には真っ白なコーラルサンドの「エメラルドビーチ」があります。
時間の都合上、『海のエリア』だけの散策になりましたが、それだけでも十分楽しめる雰囲気です。
海岸付近の天気は変わりやすいので、曇天になったり晴れたりと落ち着きませんが...
南国特有の植物が出迎えてくれました。
これはマンタの形に寄せ植えしたオブジェかな。
▲記念撮影ポイントですな
園内を10分位歩くと、巨大なジンベエザメのモニュメントが出現
今回のメインスポット『沖縄美ら海水族館』に到着しました。
※「美ら」はと「ちゅら」と読み、沖縄の言葉で「美しい」「綺麗」という意味。
まるで要塞ような『沖縄美ら海水族館』は4層構造。
辿りついた建物の4階部分に位置し、3階の水族館入口(コーラルロビー)から入館して2~1階へと海深くへと潜っていくような導線になっています。
各フロアには沖縄の海を象徴するテーマがあり、歩きながら沖縄の海を体験することできます。
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まずは3階『サンゴの海』~『熱帯魚の海』から“海の旅”をご案内
カスリハタ
大型のハタの仲間で、灰色の体色と大きな斑点があり、かすり模様に似ているのが和名の由来です。
『熱帯魚の海』エリアでは強烈な光の差し込む浅い岩場から美しい砂地と薄暗い洞窟まで、沖縄周辺に広がるサンゴ礁域の環境が忠実に再現され、そこに生きる熱帯魚が自然に近い状態で飼育されています。
一際存在感があったメガネモチノウオ。
目の後ろの黒い模様がメガネをかけているように見えるため、こんな和名がついたそうです。
成魚になると頭のタンコブが目立つようになり、それがナポレオン皇帝の帽子に似ていることからナポレオンフィッシュとも呼ばれています。
ここまでの画像を見ると、あたかも海に潜ったように感じますが...
自分はスキューバのライセンスはもってません。
(これを機に取得しようなんて思ってませんよ:笑)
まだまだあります...続いて個水槽のサンゴ礁です。
▲全長は40cmあります
チンアナゴ
潮通しのがいい砂底に群れをなして生息しています...
顔つきが犬の“チン”に似ているから、この和名になってそうです。
▲タツノオトシゴの仲間
コクテンフグ
サンゴ礁に生息し、群れはつくりません。
体色は灰褐色や黄色など、色彩変化に富んでいます。
食べたら美味しいのかな...
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更に下層にある『黒潮の海』は沖縄美ら海水族館のメインエリア。
回遊魚たちのダイナミックな世界が広がっていました。
▲大水槽を正面から眺めることのできる専用のシート(シャークスタンド)もありました
いくつもの方向から観覧できる巨大アクリルパネルは水量7,500m³もの大水槽
▲まるで海底にいるようです
アクアルームでは、アクリルパネル製の天井の下から上を眺めるように観覧ができます。
まるで、海の中の特等席。
このエリアでは人気物のジンベエザメやナンヨウマンタが泳ぐ姿を様々なアングルで眺めることができます。
彼らの群泳はとにかく大迫力でした
ジンベエザメ
成長すると10~12mになる魚類の中の最大種。
世界の熱帯から亜熱帯の表層に生息し、この水族館に寄せられる沖縄本島での確認情報は5~6月頃が多い。
模様が夏着の甚平に似ていることからジンベエと名付けられたとされ、大きな身体をしているが動物プランクトン等の小さい餌しか食べない極めて穏和なサメで、ダイバーが近づいても逃げようとしない。
サンゴの産卵時期には水面に漂う卵を食べたり、時には立ち泳ぎをしながら水面近くの餌を食べることが知られている。
この水族館でも給餌ショーの際には約100リッターの海水とともに餌のオキアミを大口を開けて吸い込む豪快な摂餌シーンを見ることができるそうです。
生態の詳細は殆んど分かっておらず、1995年、台湾で捕獲された母ザメの体内から約300個体の胎児が見つかったことで本種が胎生であることが判明したそうです。
とにかくデカい!
鳥肌が立ちました...
水槽内にジンベエザメは3尾います。
その中で一番大きなジンベエザメだけに名前がつけられていました。
その名前はジンタ。
2010年4月現在で15年2ヶ月の飼育記録だそうです。
ナンヨウマンタ
マンタの仲間はオニイトマキエイおよびナンヨウマンタの2種で構成される。
本属には、幅6.8m、体重2tの最大記録があるが更に大きくなると推定され、エイ類の最大のなかまである。
ナンヨウマンタは、主に沖縄以南、インド太平洋の温・熱帯海域に生息し、飼育や餌付けに成功したのは、この水族館が世界で初。
大きな体をしているが主に小さなプランクトンを食べるおとなしいエイ。
下顎の歯は米粒より小さく、上顎には歯がない。
泳ぎながら頭の前縁にある大きな口を開けて、頭にあるヒレ(頭鰭)をのばして口の中に餌を流し込むようにして餌を食べる。
通称マンタと呼ばれ、ダイバーにも人気がある。腹の黒い斑紋で個体識別できる。
▲水槽が一番キレイな時間帯は早朝。こだわる人はオープン時がオススメです
朝夕でライトアップが切り替わるため、昼夜で違う動きをしている魚もいます。
時間帯を変えて見学しても新しい発見がありそうですね。
また、魚達は食事前が一番活発に動くそうです。
常に悠々と泳いでいるかのようなジンベエザメでさえ、実は一日の動きに変化があり、水族館が閉館した後から翌朝にかけて、最も泳ぐスピードが遅く、翌朝からエサの時間にかけてスピードが速くなるようです。
と言うことで、最も速く泳ぐ時間帯は“エサやりの直前”。
豪快なシーンが観たい方は、その時間をチェックですね
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『深海の海』エリアでは、とんでもないモノが待っていました...
▲ゲソとか、しばらく食べたくないです
ダイオウイカ...
沖縄の石川市の沖から生きた状態で捕獲されたダイオウイカの標本です。
体長は約6m37cmですが、マッコウクジラの頭についた吸盤の跡から更に大きなダイオウイカがいると想定されています。
キモチ悪い...
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あまり時間がなかったので、急いで水族館の外を散策しました
世界に8種類生息するウミガメのうちの5種類をウミガメ館で飼育しているそうです。
ウミガメを見ていると、昨年の“卵の産卵”を思い出します...
イルカラグーンでは、何だか元気のないイルカがいました。
▲松山ケンイチ主演で映画化しましたね
人工尾ビレを付けて泳ぐバンドウイルカ「フジ」です。
イルカラグーンで会うことができますが、何だか寂しそう...
近くに目をやると、一頭のイルカが近づいてきました。
よ~く見ると、薄めを開けて寝ているのか思いきや、“寝たフリ”でした(笑)
マナティー館の地階の水中観察室では水中でのイルカの行動が観察できました。
マナティーとは人魚伝説のモデル。
マナティーは草食性の哺乳類で、現在絶滅の危機にあり、国際保護動物に指定されていすようです。
オキちゃん劇場ではイルカの優れた運動能力を生かして、オキゴンドウやミナミバンドウイルカたちが楽しい「イルカショー」を繰り広げるようです。
残念ながら、ここでタイムアップ...
自由時間が一日あれば海洋博公園全体を回ることができるかもしれません。
バスツアーだから仕方ないですが、この水族館だけでも沖縄にやってきた甲斐がありました
(つづく)
【過去の記事より 動物園はこちらがオススメ→ [冬の北海道2010その5 旭山動物園]】