木枯らしが吹き始め、冬の前触れを実感する季節になりましたが...皆様如何お過ごしてしょうか
完全防備して出社する方をチラホラ見かけますが、自分としては職場内がウザ“熱い”ので、
今しばらくコートは我慢しようと思う今日この頃。
平日は僅かな時間しか外に出ないので、コートを持ち出すタイミングが難しいですね。
さて、遡ること一ヶ月前に決行した一泊二日のバスツアーは、ようやく終盤を迎えます。
これまでの主な立ち寄りスポットは...
■一泊二日のバスツアー[岐阜・長野編] ※クリックすると記事ページに遷移します
-------初 日---------
*その1:[新宿→ SA昼食→ 岐阜県郡上市]またも長い道のり...
*その2:[郡上八幡/古い町並み→ サンプル工房]清流と名水の故郷「郡上八幡」で出会った食品サンプル
*その3:[明宝ジェラート→ しろとり(ご当地土産)→ ホテル到着]ご当地モノ
*その4:[ホテル夕食]お箸で食べる秋のフレンチ懐石
-------2日目---------
*その5:[ホテル朝食→ 岐阜県大野郡白川村萩町]世界遺産「白川郷」
*その6:[岐阜県高山市/古い町並み]飛騨高山で名物の飛騨牛握りを喰らう!
*その7:[飛騨高山/喫茶『手風琴』]一旅一喫茶...飛騨高山でホックリとクレープを 味わう
*その8:[まつりの森(土産購入)→ バスで昼食]飛騨高山「まつりの森」と飛騨牛巻寿司弁当
*その9: ← 今ここです
----------------------
で、本日から岐阜県から長野県に舞台を移し、
第4(最終)の観光スポット「上高地」についてお届けします。
長野県西部の飛騨山脈南部、梓川上流の景勝地「上高地」は
中部山岳国立公園の一部を成し、国の文化財に指定されています。
そして日本有数の高原散策コースで知られ、
初夏から秋にかけては多くの観光客で賑わうそうです...
が、旅行2日目は終日ドンヨリした天候でした
バス駐車場から現地周回バスに乗り換えてからは
ホテルで休憩(オプションのケーキセット)もしくは高原散策のどちらかを自由選択。
ここまで来て歩かないのは勿体ないので、妻と二人“歩く”ことにしました
▲シンプルな地図では伝わらない苦難の散策でした
案内されたのは初心者でも歩きやすい大正池~河童橋(=上高地自然研究路)のルート。
大正池から中千丈沢、田代湿原(田代池)を進み、
梓川または林間を望みながら河童橋を目指す1時間程度の散策です(1時間のハズなんですが...)
本来であれば、亜高山帯ならではの様々な高山植物や蝶などを目にすることができるのですが、
足元をしっかり確認するのを第一に散策開始
■亜高山帯
植物の垂直分布帯の一。低山帯と高山帯の間。本州中部では海抜1500~2500メートルぐらい。
主に,トウヒ・シラビソ・コメツガなどの高木の針葉樹が生育する。
▲湿地帯に掛かる手摺付き遊歩道を渡り先へ進みます
自然をなるべく壊さぬよう散策用の遊歩道が整備されていました
原生林の中にあって違和感のないデザインですね。
悪天候な上に本格的な紅葉前だったので、
残念ながら、この界隈に生息する野鳥の姿は見当たりませんでした。
時間が読めないので、先を急ぎました...
▲なんとも幻想的な岩肌
▲水底の植生の色使いがキレイなこと...天候・時間帯によって情景が変化するのでしょう
▲遠目でも水の透明さ分かります
大正池から散策を始めて最初の絶景ポイントは恐らくここでしょう。
鏡面のような美しい水面に雄大な穂高の姿を映す大正池。
そして立ち枯れた木々が幻想的な様子は上高地を代表する風景の一つです。
■大正池と枯れ木群
大正4年(1915年)6月、焼岳の大噴火で梓川を堰き止めて大正池が形成され、
池に水没したカラマツなどの林が立ち枯れて“枯れ木群”となりました。
それ以来、現在まで風雨・風雪にさらされながらも自立しています。
大正池は現在、下流の霞沢発電所の調整池として管理されています。
これは“絵”になりますね。
立った枯れ木が残っていることが不思議です(とは言え、寂しいことに年々減少しているとのこと)
“朽ちる美学”とでもいうのでしょうか...
真新しいモノに興味がある一方で古くて懐かしいモノにも強く惹かれるワケで。
人間の姿が消えた場所や建物には余計なモノを取り払った「自然」が支配する場が生まれ、
ヒトが作った無機物を寄せ付けないチカラ強さを感じます。
それでいて、誰かを待っているような井出達ですね。
▲青空が覗いてくれたら、山の稜線もキレイに見えたでしょう
ここ数年、自然豊かな景勝地を旅する度に思うのは段々と“感じ方”が変わってきたこと。
高々とそびえる山々。
覆い茂る新緑。
彩る花々。
そこを流れる川。
正確に言うと以前は興味がなかったことに不思議と興味が湧いているのかもしれません。
寛大な「自然」を“分かる”ことが出来なくとも、せめて“感じる”ココロは持ち合わせたいものです。
あの景色を観て、何故か“心が洗われた”気がします。
ここまで何とか雨が気にならない程度でしたが...その後は過酷でした
(つづく)
【過去の記事より...城からの眺めも絶景でしたね】
*[お得な切符で一泊二日旅行(福島編9 絶景かな絶景かな...鶴ヶ城)]
-------------------------------------------------
少し時間を早送りして...
▲第26回全国菓子大博覧会金賞を受賞したガトーフーズ製
上高地の御土産として...
そのネーミングと重量感に惹かれて「くるみの森のコンサート」という焼き菓子を買いました。
(スイス伝統菓子“エンガディーナ”を現代風にアレンジしたもの)
▲見事なエッジでゴツい...
サクサクした周りの生地はバターの風味よろしく、頬張ると適度なホロホロ加減。
中のフィリングはクルミを主体にレーズン・オレンジ・チェリー・レモンなど様々なフルーツをブレンドし、
ラム酒の風味とヌガーの独特な食感が相まって、どこから食べても贅沢な美味しさ。
ごちそうさんでした。
土産としては躊躇する金額だったのですが、買って正解でした(笑)
(つづく)
完全防備して出社する方をチラホラ見かけますが、自分としては職場内がウザ“熱い”ので、
今しばらくコートは我慢しようと思う今日この頃。
平日は僅かな時間しか外に出ないので、コートを持ち出すタイミングが難しいですね。
さて、遡ること一ヶ月前に決行した一泊二日のバスツアーは、ようやく終盤を迎えます。
これまでの主な立ち寄りスポットは...
■一泊二日のバスツアー[岐阜・長野編] ※クリックすると記事ページに遷移します
-------初 日---------
*その1:[新宿→ SA昼食→ 岐阜県郡上市]またも長い道のり...
*その2:[郡上八幡/古い町並み→ サンプル工房]清流と名水の故郷「郡上八幡」で出会った食品サンプル
*その3:[明宝ジェラート→ しろとり(ご当地土産)→ ホテル到着]ご当地モノ
*その4:[ホテル夕食]お箸で食べる秋のフレンチ懐石
-------2日目---------
*その5:[ホテル朝食→ 岐阜県大野郡白川村萩町]世界遺産「白川郷」
*その6:[岐阜県高山市/古い町並み]飛騨高山で名物の飛騨牛握りを喰らう!
*その7:[飛騨高山/喫茶『手風琴』]一旅一喫茶...飛騨高山でホックリとクレープを 味わう
*その8:[まつりの森(土産購入)→ バスで昼食]飛騨高山「まつりの森」と飛騨牛巻寿司弁当
*その9: ← 今ここです
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で、本日から岐阜県から長野県に舞台を移し、
第4(最終)の観光スポット「上高地」についてお届けします。
長野県西部の飛騨山脈南部、梓川上流の景勝地「上高地」は
中部山岳国立公園の一部を成し、国の文化財に指定されています。
そして日本有数の高原散策コースで知られ、
初夏から秋にかけては多くの観光客で賑わうそうです...
が、旅行2日目は終日ドンヨリした天候でした
バス駐車場から現地周回バスに乗り換えてからは
ホテルで休憩(オプションのケーキセット)もしくは高原散策のどちらかを自由選択。
ここまで来て歩かないのは勿体ないので、妻と二人“歩く”ことにしました
▲シンプルな地図では伝わらない苦難の散策でした
案内されたのは初心者でも歩きやすい大正池~河童橋(=上高地自然研究路)のルート。
大正池から中千丈沢、田代湿原(田代池)を進み、
梓川または林間を望みながら河童橋を目指す1時間程度の散策です(1時間のハズなんですが...)
本来であれば、亜高山帯ならではの様々な高山植物や蝶などを目にすることができるのですが、
足元をしっかり確認するのを第一に散策開始
■亜高山帯
植物の垂直分布帯の一。低山帯と高山帯の間。本州中部では海抜1500~2500メートルぐらい。
主に,トウヒ・シラビソ・コメツガなどの高木の針葉樹が生育する。
▲湿地帯に掛かる手摺付き遊歩道を渡り先へ進みます
自然をなるべく壊さぬよう散策用の遊歩道が整備されていました
原生林の中にあって違和感のないデザインですね。
悪天候な上に本格的な紅葉前だったので、
残念ながら、この界隈に生息する野鳥の姿は見当たりませんでした。
時間が読めないので、先を急ぎました...
▲なんとも幻想的な岩肌
▲水底の植生の色使いがキレイなこと...天候・時間帯によって情景が変化するのでしょう
▲遠目でも水の透明さ分かります
大正池から散策を始めて最初の絶景ポイントは恐らくここでしょう。
鏡面のような美しい水面に雄大な穂高の姿を映す大正池。
そして立ち枯れた木々が幻想的な様子は上高地を代表する風景の一つです。
■大正池と枯れ木群
大正4年(1915年)6月、焼岳の大噴火で梓川を堰き止めて大正池が形成され、
池に水没したカラマツなどの林が立ち枯れて“枯れ木群”となりました。
それ以来、現在まで風雨・風雪にさらされながらも自立しています。
大正池は現在、下流の霞沢発電所の調整池として管理されています。
これは“絵”になりますね。
立った枯れ木が残っていることが不思議です(とは言え、寂しいことに年々減少しているとのこと)
“朽ちる美学”とでもいうのでしょうか...
真新しいモノに興味がある一方で古くて懐かしいモノにも強く惹かれるワケで。
人間の姿が消えた場所や建物には余計なモノを取り払った「自然」が支配する場が生まれ、
ヒトが作った無機物を寄せ付けないチカラ強さを感じます。
それでいて、誰かを待っているような井出達ですね。
▲青空が覗いてくれたら、山の稜線もキレイに見えたでしょう
ここ数年、自然豊かな景勝地を旅する度に思うのは段々と“感じ方”が変わってきたこと。
高々とそびえる山々。
覆い茂る新緑。
彩る花々。
そこを流れる川。
正確に言うと以前は興味がなかったことに不思議と興味が湧いているのかもしれません。
寛大な「自然」を“分かる”ことが出来なくとも、せめて“感じる”ココロは持ち合わせたいものです。
あの景色を観て、何故か“心が洗われた”気がします。
ここまで何とか雨が気にならない程度でしたが...その後は過酷でした
(つづく)
【過去の記事より...城からの眺めも絶景でしたね】
*[お得な切符で一泊二日旅行(福島編9 絶景かな絶景かな...鶴ヶ城)]
-------------------------------------------------
少し時間を早送りして...
▲第26回全国菓子大博覧会金賞を受賞したガトーフーズ製
上高地の御土産として...
そのネーミングと重量感に惹かれて「くるみの森のコンサート」という焼き菓子を買いました。
(スイス伝統菓子“エンガディーナ”を現代風にアレンジしたもの)
▲見事なエッジでゴツい...
サクサクした周りの生地はバターの風味よろしく、頬張ると適度なホロホロ加減。
中のフィリングはクルミを主体にレーズン・オレンジ・チェリー・レモンなど様々なフルーツをブレンドし、
ラム酒の風味とヌガーの独特な食感が相まって、どこから食べても贅沢な美味しさ。
ごちそうさんでした。
土産としては躊躇する金額だったのですが、買って正解でした(笑)
(つづく)