オカシのキモチ

日々の昼ごはんとお菓子作り、
そして休日は散策という名の食べ歩き。
食いしん坊夫婦の備忘メモです。

いざ、新潟へ...vol.2 湯沢町歴史民俗資料館『雪国館』

2019年12月20日 | ├ 北陸/甲信越
恐らく小学生時代の臨海学校以来になりますが、妻と2人で新潟へ出かけた時のこと。
“唎き酒”のホロ酔いを醒ますかののように、昼ご飯の時間までは越後湯沢駅の東口界隈を散策。

雪解けの道を数分歩いて、湯沢町歴史民俗資料館「雪国館」に足を運びました


▲外観はコンクリート打ち放しで雪国仕様ですねb

こちらは「雪国館」という名の如く“雪国湯沢”の暮らしぶりや歴史を中心とした展示と、川端康成の小説「雪国」の世界観を様々な展示で紹介した施設。
暖を求めてか、次々と入館する人が絶えなかった印象です。



まず受付の2階で目を引くのが、「昔の庄屋の囲炉裏」コーナーでしょうか。
民家の茶の間を移築し、明治・大正・昭和初期頃までの暮らしが再現されたこちらには、当時の知恵が活きた家具や道具が時を超えて佇み、どこか懐かしい気分に浸ることができました。


3階の民族コーナーでは、雪国の暮らしを四季折々にまとめた農具や民具を展示。
田起こしから畑作業を始める春、養蚕を主とした夏。収穫・脱穀で慌ただしい秋、そして“雪国”湯沢ならではの冬の展示が特に印象的で、雪に閉ざされながらも雪掻きや(わら)仕事に励む姿が目に浮かびました。

また、歴史コーナーでは石白地区から出土された約27万枚(全国2位)もの石白古銭は一際目を引く展示物でした。


1階のギャラリーでは「雪国」に関する資料や絵画を展示。
日本画14点をはじめ、小説「雪国」の有名な冒頭文「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった夜の底が白くなった」を書いた川端康成直筆の書や、川端康成が生前愛用した貴重な品々に加え、ヒロイン駒子のモデルと言われる「松栄」が住んでいた部屋を移築したコーナーもありました(こちらは撮影を控えました)

川端康成の原作「雪国」は1957年に東宝から映画化されていますが、もう少し年をとったら観ようと思います(笑)

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■湯沢町歴史民俗資料館「雪国館」
・住所:新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢354-1
・電話番号:025-784-3965
・交通アクセス:越後湯沢駅西口より徒歩約7分
        関越自動車道 湯沢I.Cより車で約5分
・駐車場:無料駐車場あり(大型2台/普通車10台)
・URL:http://www.e-yuzawa.gr.jp/yukigunikan/
・料金:大人500円/子供250円
    団体(15名以上)大人400円/子供200円
・営業時間:9:00~17:00(最終入館16:30)
・休館日:毎週水曜日(祝日の場合は翌日)



館内で紹介されていた主水(もんど)公園に川端康成直筆の「雪国の碑」があると知って、ひたすら歩いて向かったところ、寒さに備えてかブルーシートが掛けられていました...
これも雪国仕様なのかもしれませんね。


【新潟土産 其之弐】

越後湯沢駅の「CoCoLo湯沢 がんぎどおり」では新潟名物の「笹だんご」がズラリ10種類も並ぶコーナーを物色。
メーカー問わずパッと見分けることができなかったので定番の「こし餡」と越前湯沢限定の「くるみ入りみそ餡」を自宅用に買ってみました。


こし餡の草餅はうるち粉のせいかムッチリとした噛み応えにサラッとした口当たり。
変わり種の「くるみ入りみそ餡」は胡桃のツブツブ食感よろしくインゲン豆を使った甘めの味噌と相まって想像以上に美味しい笹団子でした。

ゴチソウさんです。

団子を包む笹をキッチリと巻く“藁紐”も雪国が生んだ知恵なのかもしれません。

(つづく)
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