2020年も残すところ十日足らず、先日12月21日は「冬至」でした。
1年間の中で最も“昼間が短い”この日、北半球の冬至は太陽の位置が最も低いことから日照時間が最も短くなります。
つまり冬至を境に太陽の位置が高くなり始め、日照時間も長くなっていくワケですが...文字の如く寒い日がまだまだ続きますから、皆さん暖かい格好で御自愛くださいませ。
さて、新型コロナウイルスの感染拡大が長期的に続き、気兼ねなくヒトと遭ったり出掛けたりとイベントを楽しむことが儘ならなかった2020年。
ただ淡々と過ぎ去っていく年の瀬に「来年はもっと...」のキモチが一層募るところ、新たに迎える2021年の「初詣」は心機一転、1年の無事と平安を祈願しに神社を訪れたい方が多いと思いますが...未だ収束の兆しすら見えないコロナ禍にあって混雑する場所は避けたいもの。
昨今の惨事を受けて一部の神社仏閣で三密回避・感染防止といったさまざまな取り組みがはじまる中、人出が集中する正月三箇日を避けて年内に参拝する「幸先詣」に出掛けてきたのは先週末のこと。
▲京成千葉線の踏切を渡ってすぐ鳥居から長い石段を待ち受けていますorz
肌寒い中、長らく歩いて辿り着いたのは千葉県は千葉市花見川区に鎮座する「検見川神社」。
下から少しだけ見えた“屋根”を目指して石段を登り切った高台、当時は海に接していたそうです。
まるで天上界と下界を分けるかのような階段は長く、運動不足を痛感...
▲手水舎の柄杓は撤去されています
■御祭神
・中神殿:素盞嗚尊(すさのおのみこと)
・東神殿:宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
・西神殿:伊弉冉尊(いざなみのみこと)
この三柱の神を総称して『神祇三社検見川神社』と尊称されます。
■ご利益
・八方除
・開運招福
・商売繁盛
・病気平癒
・交通安全絵馬
■検見川神社 ご由緒
歴史と伝統のある検見川の地に鎮まります検見川神社の御創祀は、およそ1200年前平安時代前期第56代清和天皇の御代にまで遡ります。
当時は、人臣として初めての摂政である藤原良房が清和天皇の外祖父として実権を掌握し、養子基経と共に摂関政治を藤原氏が確立した時代であります。
この天皇の御宇貞観11年(869年)全国に流行した疫病を鎮めるため、その消除を全国規模で祈りました。その時、下総国(現在の千葉県)で 素盞嗚尊 (すさのおのみこと)が祀られ、災厄消除を祈った場が当地(嵯峨という地名を持つ)であったのです。古来より国家単位の災いをも取り除くほどの神威の轟きます地なのです。
宇迦之御魂神 (うかのみたまのかみ)は、平安時代後期藤原氏の勢力が衰微し、天皇が院庁に入って政治をみる所謂院政期に祀られ始めました。
第74代鳥羽法皇の院政期、第76代近衛天皇の御宇久寿2年(1155年)、勅命により平良文(将門の叔父)の流れを汲む千葉氏庶流で鎌倉初代将軍源頼朝配下として活躍する上総介廣常・金田小太夫頼次兄弟並びに頼次縁者三浦義澄等が、下野国(現在の栃木県)奈須原に於いて妖狐九尾の狐を退治した事件がありました。その内の一人頼次は、九尾の狐の霊威を畏み、崇敬していた宇迦之御魂神を祀りました。
その後金田氏は、執権北条氏、足利将軍家、又、松平清康(徳川家康の祖父)、宏忠(家康父)と代々有力支族及び徳川恩顧の家臣として仕え栄えることになります。
そして頼次の20世の孫である金田銀太夫正明が検見川の地を領有した時代、第108代後水尾天皇の御宇元和2年(1616年)検見川大明神の御神域に宇迦之御魂神を御奉賽し、現在に到っています。
伊弉冉尊 (いざなみのみこと)は、室町3代将軍足利義満が南北朝を統一せしめた時代第百代後小松天皇の御宇応永16年(1409年)以来嵯峨の地に祀られていました神様であります。尊は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と共に我が国の母神であり御神徳の高い神として人々に敬われています。江戸時代になり、金田正明が日頃崇敬していたこの神を寛永年間(1624~1644年・第3代将軍徳川家光治政下)に現在地に遷し、祭祀を営んだのが最初とされています。
このように、古来より民衆は勿論有力武将の崇敬も厚いいともかしこき神を祀る神社として、その御神徳を高揚してきたのであります。
この三柱の神の鎮まります社を「神祇三社検見川神社」と尊称し、今日に至っているのであります。
(公式HPより)
石段を上がり切った正面には立派な拝殿が鎮座。
駅近の住宅街にあるものの高台の周囲を木々で囲って落ち着いた神聖な雰囲気の中、「行く年」を振り返り、「新年」の家内安全や無病息災を願ったであろう一足早い参拝者の姿が印象的でした。
▲人混みのない境内で飲む甘酒は格別です...
「来年の初詣、どうしようか?」と気に病むくらいなら、今年に限っては「幸先詣」でサッと参拝するのをオススメします
■検見川神社 初詣お参りについて
・境内飲食の禁止にご理解ください
・手水の柄杓の撤去(直接流水より手水を行っていただきます)
・整列間隔の確保(賽銭箱の拡張を致します)
・マスク着用をお願いします
帰りも歩くのはシンドかったので
一先ず最寄り駅に向かう最中、外観から只ならぬ雰囲気にしばらく躊躇したものの焼肉・キムチ専門店「味よし」という精肉店をブラリ物色。
ショーケースに並んだバットを覗き込んでみると、見るからに上質な肉と分かったので夕飯用に買って食べたところ、格別に美味しかったです。
どうやら焼肉店に卸す肉を家庭用に販売しているようで、外観だけで判断していたらこういった名店を見つけられなかったと痛感!(笑)
バスロータリーで時刻表を確認し、駅前の『marond(マロンド)』で一休みして帰りました🚌
【-おまけ-】
疲労回復に、この時季は「牡蠣」が登場することしばしば。
よ~く下処理をしてから調味する「カキのオイル漬け」はプリっとした食感そのままにオイルに旨味が凝縮して絶品!
妻のお得意料理です
残ったオイルは捨てずに昼ご飯のオカズに再利用
・白米に雑穀米の合わせ炊き
豚肉とトウキビのそぼろ乗せ
・出汁巻き玉子焼き
・菜の花のゴマ和え
・人参のシリシリ
・シメジの牡蠣オイル炒め
以前の弁当箱より容量が小さくなったので、日暮れと共に“お腹グーグー”状態が続きます(あまり動かないので我慢ガマン:笑)
そして遡ること...
1958年、東京は芝公園に「東京タワー」が完成(竣工)し、完工式が行われたことから明日12月23日は「東京タワー完成の日」なんだとか。
高さ333m(海抜高351m)の東京タワーは、フランス・パリのエッフェル塔(312m)より21m高く、当時は世界一高い建造物でした。
入院当時、仕事帰りに見舞いに来てくれた妻と東京タワーを眺めながら一緒に夕飯を食べたのをふと思い出します(もう入院したくないです:笑)
間もなく迎えるクリスマス
ケーキは自前でほぼ毎年作っていましたが、今年は節目の結婚記念なので少し贅沢に予約注文をしてみました。
ホールケーキを店に頼むなんて人生初!?なので楽しみです...
去年は「エリザベスパイ」を一度失敗しつつ何とか作ってみました。
→ [クリスマスケーキ 2019]