オカシのキモチ

日々の昼ごはんとお菓子作り、
そして休日は散策という名の食べ歩き。
食いしん坊夫婦の備忘メモです。

飴の日/キャンディ専門店『パパブブレ』&金平糖専門店『緑寿庵清水』

2024年09月06日 | └ スーパー・専門店・コンビニグルメ
9月も1週間が過ぎようとしています📅

朝夕、少しは気温が下がって過ごし易くなるのを期待しましたが、また猛暑日に逆戻り💦
 
さらには唐突な豪雨☔に襲われたり、ピカーッと日🌞が照ったり、はたまたジワジワと台風🌀近づいてくる時季が続きますが...
槍でも降ってこない限りは、下を向かずを見上げて過ごしたいものです...やれやれ
 
 
さて...
9月6日は「飴の日」📅
 
毎度、はて?と思いますが...
この日に制定された背景は、日付との語呂合わせではなく、日本古来の歴史が関与しているようです📝
 
 

日本書紀の神武天皇記に一説では...
神武天皇による大和国平定戦の頃、天つ神が夢枕に立ち「神を祀って敬えば敵は自ずから降参する」というお告げを得たことから、神を祀る際にを作って供えたところ、大和国は戦うことなく平和裏に平定された、という故事があります。

その神が夢枕に立った(もしくは飴が作られた)と云われている日が9月6日(正しくは5日深夜)と伝えられていることから、「飴の日」として定められました



郡上八幡の定番産肉桂玉より

 飴作りは日本の四季や自然
密接な関係があり、幼少の頃から我々の日常生活に溶け込んだ甘味として世代を超えて受け継がれてきたのです📝



茶寿飴/望月茶飴本舗より> 

云うことで、
今日という日は古代から親しまれてきた飴がもつ文化的な価値や歴史的な意味を再認識したいところですが…

趣向を変えて、遠くスペインはバルセロナから伝来したオススメのキャンディ専門店を紹介したいと思います📝



キャンディ専門店『パパブブレ

<当時は整理券を配布する盛況ぶり>
 
東京は中野
薬師あいロード商店街を散策中に見つけた2011年頃は都内2拠点しかなかったものの、
今や札幌・仙台・東京・神奈川・愛知・大阪・京都・福岡など全国主要都市に全11店舗を展開している『パパブブレ』は、小さな飴を手土産の一つに改めて定着させた名店だと思います🍬
 
 

<企業・ブランドのコラボ商品も多数>

パパブブレは...
キャンディをただ売るだけの店ではないことが大きな特徴でしょうか


職人が飴を練っては切り、一からつくりあげる姿を目の前で見られるのです
熱々の飴を少しづつ束ねて細くし、カンカンカンカンッと切り落とす様は、まさに職人業

 


<芸が細かいです>

幾重にも練られたが変色し、
成形されていく工程は見て楽しく、店内に並んだ飴を選ぶワクワク感は童心に戻ってしまうような一時でしょう
(遠い昔ですが、お菓子選びって...こうワクワクしましたよね:笑)

 


<オリジナルも作れるそうです>

一粒頬張れば美味しさが口一杯に...
そしてフンワリいい香りがして、凝縮した甘さが何ともいえない味わいです🍬

 

素朴な甘さの金太郎飴もいいのですが、
パパブブレの飴はキラキラした輝きと複雑で繊細な味が楽しめますから、プレゼントやお土産に喜ばれると思います🎁

 
 

<当時は誕生日祝いでした>2011.4.28

バルセロナで生まれた伝統のアメ細工を
パフォーマンスにまで昇華させた姿は多くを語らずとも、店内を漂う甘い香りと相まって思わず見入ってしまうほど

 
 
 
近くで見かけたら、まずは飴細工の工程を楽しみつつ、タイミングが良ければ試食をご賞味ください!
 
 

 
 
 

それから飴の日に因んでもう一つ📝
こちらはポルトガルから伝来した歴史ある飴です🍬


金平糖専門店『緑寿庵清水


京都を旅行した際、
百万遍という地に向かった時のこと🚌

ここに日本で唯一の金平糖専門があり、お土産に買っていこうと妻が云い出したのです💦

緑寿庵清水の創業は1847年📅
三代目の頃から金平糖を作り始め、五代目の現在では約50種類の金平糖を作っている日本唯一の専門店です📝


金平糖の由来は...
ポルトガルで作られていたコンフェイト(confeito)🍬

 

その歴史は古く、1569年(永禄12年)、キリスト教の宣教師ルイス・フロイスが京都の二条城で織田信長に謁見した際、ガラス容器に入った金平糖を献上したのが日本伝来のはじまり📝

当時は希少な砂糖を使った金平糖の製法は極秘とされ、江戸中期頃まで日本に伝わらず、金平糖は上流階級の嗜好品で庶民の口には入らなかったようです

その後、幾重にも時代を経て製法が伝わり、砂糖が手に入りやすくなると、ようやく金平糖は手軽なおやつとして次第に庶民にも広まっていったのです📝





が、いざ店内を見渡すと...
試食でいただく金平糖はどれも、エーッと目を疑うほど高価な商品ばかり💦

金平糖は庶民のおやつではないのか
としばらく自問自答(笑)したのですが、旅の思い出と一つの経験と割り切ることに✨



<巨峰は皮そのもので色付け>

まだ手が出る範囲で、
通年作っている小袋の金平糖13種類から巨峰を自宅用に買ってみました

 

金平糖という名の響きは強く、
その独特な形状と甘さだけを思い起こしてしまうものの、一粒口にしてみるとカリっとホロッと崩れる食感よろしく、口の中に甘味が広がる瞬間がなんとも云えない味わいです



<桃はエグ味が強くて完食できず💦>

金平糖作りにはレシピがなく、
気温・天候によって蜜の濃度釜の角度温度、そして釜で転がる金平糖の音を聞きながら状態を見極め、五感をフルに使って体で覚えていく一子相伝の技

金平糖を作るには、コテ入れ10年、蜜掛け10年、合わせて20年の歳月がかかると云われていいます📝

 


<平安神宮>

美味しさの詰まった小さな粒々に
目に見えない技術と時間が注ぎ込まれていることを、食べて納得した日々をふと思い出すこの頃(まだ若かった:笑)

 

近くに出かける機会がありましたら、こちらもぜひ!


 


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2 コメント

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Unknown (多摩爺)
2024-09-08 08:14:48
フォローしていただき、ありがとうございました。
爺さんがぼやく拙いブログですが、笑ってやっていただけたら幸甚です。
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Unknown (オカシのキモチ)
2024-09-09 09:30:02
>多摩爺さん
コメントありがとうございます😊
こちらこそどうぞよろしくお願いします🤲
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