オカシのキモチ

日々の昼ごはんとお菓子作り、
そして休日は散策という名の食べ歩き。
食いしん坊夫婦の備忘メモです。

冬の沖縄2011その9~琉球村~

2011年01月25日 | ├ 沖縄
▲ここにもシーサーが待っていました

冬の沖縄旅行、2日目。
お腹を満たした一行は、こちらも沖縄観光の定番?でしょうか、スポット『琉球村』に向かいました。





『琉球村』は国・登録有形文化財に指定された、古き良き沖縄を伝えるテーマパーク。
琉球舞踊ショーなどを毎日開催するニライカナイ劇場や昔の製糖工場を復元したサーターヤーなどを見学したり、沖縄の伝統的染物・紅型を体験できる紅型教室、懐かしい味がする手作りのサーターアンダギーを味わえる(食べてない)と、盛りだくさんの内容のはずでした...

そう、ここのテーマパークも自由時間が少なくて...
駆け足で紹介していきます





サバニ
琉球列島の漁業従事者に古くから使われていた漁船。
本島の幅が短いところでは、回り込む時間が惜しくて、サバニを担いで歩いたという話を聞きました。
沖縄本島の地形をうまく利用した昔の人の知恵ですね。




▲琉球の息吹「絵巻行列」の始まりです

パーク内を一気に駆け回ろうと思っていましたが、タイミングよく?“沖縄風パレード”道ジュネーに遭遇しました。

現在でも沖縄各地では、古代の様々な年中行事が受け継がれていると言われています。
様々な神々との関わりが強いのが特徴で、琉球村では「道ジュネー」に凝縮して取り入れ、観光の目玉としてご紹介しているようです。

手前から順に

*旗頭
*国王
*王妃
*三司官
*国旗憲兵隊
*ウスデーク





*空手
沖縄を代表する古武道の棒の演舞が始まりました。
沖縄古来の「手(ティー)」と中国(唐)の「拳法」が融合し、発展して生まれた空手は、戦うためでなく身を守るための武術です。

子供の頃に空手を習ってたので、間近で見ると今も興奮しますね...





*ミルク(弥勒)
村の繁栄や五穀豊穣、人々に幸せをもたらす来訪神。
旧暦7月16日にミルク節と共に大きなうちわを持って村中に愛嬌をふりまいて廻ります。

一番、意味が分からなかった...

更に
*カジヤマー(風車祝い)





*獅子舞
沖縄各地に残される祓い芸能の一つで、旧暦6月~8月まえの旧盆や豊年祭に登場します。
獅子を舞わせるのはワクサーと呼ばれる物で、ドラや毬を使うようです。
沖縄本土の獅子舞ほど細かい芸ではないそうですが、大らかな動きでどこか間の抜けた動作と面構えは、南島人の特色を表現したもので感情表現が豊かで、笑い喝采でした

と次いで...





*ジュリ馬
ジュリ馬のジュリとは遊女という意味。
美しい紅型が鮮やかでした。

*マミドーマ



*チョンダラー
白塗りメイクにユニークな動きで人々を笑わせるチョンダラーは、もとは念仏者(ニンブチャー)とも言われ、旧盆の家々を廻る際に先祖供養のため念仏を唱えていました。
今ではエイサーを盛り上げる役割を担った人物...全ての注目を一人で集めていましたね。





言葉を交わすまでもなく、この掛け合いが非常に面白かったです。





*エイサー
エイサーは、太鼓・踊り手で三線に合わせて踊る民族芸能。
各地域、村々で異なる踊りがあり、太鼓も大太鼓からパーランクーまで様々。
元々はチョンダラーを伴う先祖供養の踊りだったそうです。

とにかくパワフルな演舞でしたね...





で、結局は皆して踊って締めました...
沖縄の人は歌って踊るのがホントに好きですね。
沖縄を“肌”で感じましたよ。




▲屋根の上にもシーサーがいました

琉球村のもう一つの見所は、琉球列島にある各地の古い建物を移築し、保存した旧家の住居群。





本来なら古民家でお茶を飲みながら、“おばあ”と世間話をして、時間旅行をしたいところですが、ここも駆け足です

沖縄文化の理解を深めるために建設され、後世に伝えるため大切に保存されているようです。




旧大城家
1982年、那覇市首里より移築されました。
王府の重臣与原親方の邸宅だったそうです。











陶芸工房(ヤチムン屋)
沖縄の「赤土粘土」を使って、ロクロを使った湯呑み、手捻りでシーサーやうつわ作りが体験できる工房です(作ってませんが)。

時間があれば、旅の思い出にオリジナルシーサーを作りたかったですね。




製糖工場(サーターヤ)
お茶受けとして沖縄では昔から食べられている“黒砂糖”はご存知、サトウキビから作られていますが...





工場と言っても、当時は“水牛”に砂糖車を引かせて“さとうきび”を搾り、その汁を炊いて黒砂糖を作っていたようです。
琉球村では昔の製糖の様子をそのままを復元していました。





水牛は力強い動きでしたが、とても優しい目でサービス精神も旺盛



駆け足で廻ってしまいましたが、もう少し時間があれば、村の衣装を着たり、諸々の体験をしてみたかったですね。

(つづく)


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【おまけ:お土産紹介】


道中、デパ地下で買った“沖縄豚のベーコン”(真空パック)。
“アグー”とは記載がなかったけど、歯応えがあって非常に美味しいベーコンでした。

観光地ばかりでなく、御当地のスーパーやデパ地下巡りも楽しいですね。



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