こちらこそありがとうございます。

保護者面談週間に入り、毎日保護者の方とお会いしています。お会いするすべての保護者の方から「オンライン授業にしてもらって良かった。」と言っていただけています。「ありがとうございます。」とおっしゃっていただけると、私としては「こちらこそありがとうございます。」と心から感謝の気持ちばかりが湧いてきます。

三密を避けて授業を行うか、オンライン授業に切り替えるかの決断の際には本当に迷いました。消毒液を準備することができたので、毎日机・椅子・ドアノブや電子辞書、貸し出し用書籍、さらにトイレは便座・便器・床や壁まで消毒をしていました。ですから、三密を避けることさえ気を付ければ感染はまずないだろう、という気持ちもありました。しかし、絶対では無いことや保護者の方のお気持ち、さらに生徒たちが安心して勉強に取り組める環境を考えたとき、思い切ってオンライン授業に切り替える決断をしました。

4月10日から10日間の準備期間を設け、生徒たちの端末の設定を塾で行い、さぁ準備万端と思ったものの、当初は回線が安定しない、スマホの処理能力が追い付かない、充電がすぐに切れてしまうと言ったトラブルが何回かありました。塾からＰＣを貸し出しをしましたが、これもうまくいかないこともありました。対面ではないもどかしさや違和感から、生徒たちからは「早く元に戻りたい。」といった声が相次ぎました。私たちもやりにくいと感じる場面が続きました。が、2週間も経つと私たちのスキルも次第に上がり、生徒たちも次第に慣れ始めました。

このブログにも書いた通り、現在は対面でもオンラインでも対応できるようにしていますが、多くの生徒がオンラインで受講を継続しています。私自身も昨日は大人の方向けの資格取得講座をオンライン授業で行うなど、徐々にではありますがオンライン授業での活動の幅が広がりつつあります。

今日は都内で新型コロナウィルスの新規感染者が107人におよんだと報道されています。一時終息の兆しを見せたものの、再び急速に感染が拡大しているように思えます。

必要に応じて一部の生徒には教室に来てもらうなどの対応を取り、オンライン授業と対面授業を併用して今後も継続していこうと考えています。

夏期受験特訓が始まりました。生徒たちには極端に落ちてしまった体力を回復してもらい、同時に学習体力（私が勝手に名前を付けました。学習における集中力とその持続時間、疲労度、習熟ペースなど全般を指します。）も回復してもらって、受験生たちには秋からの受験対策に備えてほしいと考えています。受験学年以外についても基本的な考え方は同様に、安全を最優先しつつ学力を向上させるための講座を検討しています。

保護者面談をして、オンライン授業への決断が間違いではなかったと勇気をいただきました。今後も毎日が様々な決断と工夫を求められる日々になりそうですが、精いっぱい頑張っていこうと考えています。