女子プロゴルフツアーが今週も行われています。20歳の西郷真央選手が現在トップに立っています。昨年は何度もあと一歩で優勝を逃し続け一度も優勝できなかったのですが、今年初優勝を飾ると破竹の勢いで優勝を重ねていました。ところが首を痛めたことがきっかけ(かどうか素人の私にはわかりませんが)に調子を崩し、2回連続で予選落ちをしてしまっていたのです。師匠のジャンボ尾崎さんの指導を受け、今週復活したかと思ったら早速の優勝争いでトップとはすごいものです。一方で毎日毎日ものすごい量の練習をしているプロ選手でさえ、好調不調の波がこれほど大きいことに驚かされます。
先日、テニスをしている生徒が試合で不調だった時の話をしたことを思い出しました。後輩たちからあの先輩はすごい、と言われるほどテニスがうまいこの生徒ですが、試合の時にたまたま不調だったそうです。「自分でも何をしているのか分からなくなってしまった。普段あんなことは無いのに。」とこぼしていました。私も下手なりにゴルフをしていると、同じような思いをしたことが何度もあり、彼の気持ちがよく分かりました。
さて、勉強においても同じようなことがあります。計画を立て、何度も繰り返し問題に取り組んで万全の態勢で臨んだはずなのに、試験が始まってみたら頭が真っ白になってできなかった。後になって解き直したら全部できてとても悔しい思いをした。こんな経験をした生徒がたくさんいます。
スポーツに限らず、勉強においても好調不調があります。試験本番で不調になってしまうとこれは辛いものです。どうしたらよいかと言えば、本番のつもりで練習することに尽きると思います。会場模擬試験を受けたり、タイマーなどを使って時間制限のプレッシャーがかかる中で問題を解いたり、やり方はあると思います。リラックスして取り組むことも重要ですが、緊張感のある中での練習も必要だと思います。そこで見つけた課題を一つ一つクリアし、また経験を積んで行くことが大切だと思っています。