昨日は中1の数学を担当しました。立体について講義をするにあたっては、空間図形は生徒によってはイメージがしにくい場合があるため、立体を生徒たちと一緒に作り、どのように面と面が構成されているのかを実感させるようにしています。
生徒全員にハサミと展開図を配布し(もっとも良いのは展開図から作成させることだとは思うのですが、あまりにも時間がかかりすぎることが想定されるため、私が展開図を用意しました)、一つ一つ指示を出しながら立体を作成しました。私も生徒たちと一緒に立体を作成しました。拙いながら完成したのがこの写真です。
実物が生徒たちの手元にない状態では、多面体の面がどのように頂点に集まっているのかやいくつの辺で構成されているのかをテキストを使って説明してもなかなかピンと来ない生徒がいるものです。しかし、自分で作った多面体が手元に有って、それを見ながら考えさせると生徒たちはかなり納得してくれました。
冬期講習明けでこれまでの復習ができていること、授業時間にある程度余裕があるからこそできたことではありますが、あらためて生徒たちには自分の体験や経験を通じて学ばせることの重要性を実感した授業となりました。
次の授業ではなぜこのような形になるのか、面や辺の効率的な数え方・考え方があるのかなど、少し発展した内容を扱う予定です。生徒たちが納得した笑顔を見るのが楽しみです。
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