創研塾に通う高校受験生は、高校入試が人生最初の入試となる子が多いです。そろそろ緊張もし始めていると思いますし、何よりも入試当日に緊張してしまうことがあるでしょうから、タイミングを見て私の失敗談を話すようにしています。
1.受験番号を間違えた。
受験に際して気合を入れ過ぎていた私は、最初の学校の受験番号を覚えてしまっていました。ところが、2校目の受験となるとその記憶した受験番号を混同してしまったのでしょう、1校目の受験番号を誤って記入してしまった…ような気がします。その学校は残念ながら不合格となりましたが、原因が受験番号を間違えたからなのか、それとも点数が足りなかったのかは分かりません。
生徒たちには、受験番号は暗記せず、記入するたびに受験票を見て記入するように伝えています。
2.電車を降りられなかった。
満員電車に乗り慣れていなかった私は、受験校に行くために降りなければならない駅で降りることができませんでした。幸い、次の駅からでも受験校に行くことができるのを知っていたので慌てることもなく、また遅刻することもなく受験することができました。ちなみにその学校は合格することができました。
生徒たちには、雪や事故などで電車が動かなくなることもあるし、私のように降りられないケースもあるから受験校までの行き方を複数調べておくように話しています。また、「すいません、降りまーす!」と大きな声で言うようにも伝えました。
3.受験会場を間違えた。
受験生がとても多い学校を受験した際、受験会場が複数の校舎に分かれていました。受験会場が違う校舎になっていることを見落としていた私は、試験会場に着いてから係の方からそのことを教えてもらいました。「今からその会場へ行っても間に合わないので、別教室で受験するように。」と言われ、教室に一人きりで受験をしました。当時は失敗してしまったと焦る気持ちがあったものの、受験させてもらえるだけでありがたいという開き直りの気持ちも同時に生まれました。そんなトラブルがあったものの、何とか合格することができました。
生徒たちには、「不思議なものでトラブルがあったときの方が圧倒的に合格率が高かったよ。トラブルは無いに越したことが無いし、最後のトラブルは完全に自分のミスなのは間違いない。ただ、多少のトラブルが有っても受験はさせてもらえるので、受験会場には行った方が良いよ。それから、そんなときの方が余計な力が抜けて良い結果になるのかもしれない。」と話しています。
生徒たちには、想定外のことが起きても慌てずに冷静に対処するように話しています。生徒達全員の合格を祈っています。