深く潜れ(Dive Deep)! キネシオロジー&クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)の蒼穹堂治療室

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新型コロナ感染第5波の風景

2021-09-07 12:11:17 | 症例から考える
猛威を振るった新型コロナのデルタ株(インド変異株)による感染第5波も一部地域を除いてピークアウトした模様で、最盛期には一日当たり5000人を超えていた東京の新規感染者も9/6には1カ月半ぶりに1000人を下回った。 ピークアウトしたといっても重症者数はまだ高止まりの状態が続いているし、このまま第5波が消退していくのかはまだ分からないものの、この第5波によって私が認識する新型コロナの様相が大きく変 . . . 本文を読む
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バイオダイナミックなクラニオと施術者の意識のあり方 9

2021-07-18 21:41:53 | 症例から考える
YouTubeでたまにクラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)関係の動画を見たりするが、よくあるのは「こうすれば第1次呼吸が感じ取れるようになる」という内容だ。まるでクラニオというメソッドは施術者が相手の第1次呼吸を感じ取れるかどうかで決まる、といわんばかりである。 けれども(バイオダイナミックなクラニオの考え方に則れば)、第1次呼吸運動とは単一のものではなく複数の階層がある。その階層とは一般的に . . . 本文を読む
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肩こりを放置すると脳梗塞になる?

2020-12-09 19:11:01 | 症例から考える
あるメルマガを見ていたら、治療家仲間に「『肩こりを放置すると脳梗塞になりますよ』と言うと患者がリピートする」と教えている先生がいるらしい。 そのメルマガ発行者の名誉のために付け加えておくと、その人は「この手法、僕はあんまりおすすめしません」と書いているが、私も同感である。肩こりが脳梗塞のサインであるという何らかの明確なエビデンス(根拠)があってそう言っているのならともかく、そんなことを仲間にいけ . . . 本文を読む
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腰痛放浪記

2020-02-26 09:59:04 | 症例から考える
この記録は、もしかしたら私の遺書になるかもしれないし、あるいはまた、私自身に回生のきっかけを与えてくれるかもわからない。 第1章の冒頭に記されたこの言葉は、ひどい腰痛になって2年後のもので、この当時、著者はまだこの腰痛との終わりの見えない戦いの中にあったはずだが、何と全くその通りだったことがわかる。夏樹静子の『腰痛放浪記 椅子がこわい』は、まさに夏樹静子という存在の遺書であり、回生の記であっ . . . 本文を読む
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臨床の現場から 13

2019-10-26 19:43:15 | 症例から考える
ハードボイルドの巨匠、ロス・マクドナルドは『動く標的』の中で、私立探偵、リュウ・アーチャーに「私の仕事の大半は人間を観察し判断することだ」と語らせている。治療家という仕事もまた同じ。人を観察し、そこから仮説を作り、その仮説を検証するように施術する。そして施術の結果を観察し、そこからまた仮説を作り直す。その観察し、仮説を作り、検証するということの絶え間ない繰り返しが、我々(あるいは私)がやっているこ . . . 本文を読む
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カバラと「生命の木」 18

2019-09-14 22:34:35 | 症例から考える
「カバラと『生命の木』」の第18回。第17回で第3セフィラ、ビナーまで見てきた。このビナーはケテル、コクマーと共に「至高の三角形」を形成するが、その「至高の三角形」と、それに続くケセド、ゲブラーの間に横たわる「深淵(アビス)」と呼ばれる溝の先のマルクトを除く6つのセフィロトは「ミクロプロソポス(小さな顔)」と呼ばれるものを構成する(ちなみに、これに対する「マクロプロソポス(大きな顔)」とはケテルの . . . 本文を読む
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携帯端末による電磁波の影響 7

2019-06-03 20:14:41 | 症例から考える
少し前、6年使ってきたスマホを新しい機種に買い換えた。私の場合、スマホは外で調べ物をするためのものでしかなくて電源すら入れない日も珍しくないから、6年経ってもほとんど新品のように綺麗なのだが、さすがにOSも古くなってアプリもそのバージョンでは動作しないものが増えてしまい、買い換えざるを得なかった。次の機種を決めるのにいくつかのショップを見て回ると、まだ数は多いとはいえないが最近は電磁波の影響の少な . . . 本文を読む
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臨床の現場から 12

2018-12-11 20:33:44 | 症例から考える
これは月イチくらいに来てくれているHさんのケース。その日、Hさんから言われたのは「前々週にカゼを引いた。一番ヒドイ状態は脱したが、まだ気管支炎がある。体が右に傾いているように感じる。また座っていると、お尻の一方だけが痛くなる」というものだった。いつものように臥位(がい=寝た状態)で体を調べる。まず全体的に気の流れが滑らかではあるが遅い。そして本人が言うように気管から気管分岐部にかけて「弱さ」がある . . . 本文を読む
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私は既に死んでいる

2018-09-09 22:33:11 | 症例から考える
病は自己そのものだったのだ。 この本はこの一文によって幕を閉じる。 『私はすでに死んでいる―ゆがんだ〈自己〉を生み出す脳―』は優れた医学ルポルタージュであると同時に、優れたミステリを思わせる1冊だ。であればこそ、本来ならそのレビュー(しかもその冒頭)に、本の最後の一文を持ってくるなど、本来は許されることではない。なぜならその一文は、この本全体を総括したものであり、ミステリで言えば犯人の名前が書 . . . 本文を読む
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夜中に頭痛で目を覚ます

2018-08-03 11:46:39 | 症例から考える
これは去年(2017年)の話だ。真夜中、ひどい頭痛で目を覚ました。私は子供の頃から頭痛持ちなので、頭痛を抱えたまま寝たことはこれまで何度もあった。頭痛のまま寝て、朝起きても頭痛はそのままで、なんてことも数え切れないほどある。けれども寝た時は普通で、寝ている間に頭痛になって、それで目が覚める、なんてことはそれまで一度も経験したことがないことだった。その時は寝起きの頭だったが、そうなった原因を一瞬で理 . . . 本文を読む
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