指標となる筋肉を1つ定め、その筋肉の反射機構を使ってボディマインド全ての状態(あるいは更にそれを広げて森羅万象)を調べ、評価する──キネシオロジーというものを端的に言い表すとしたら、そういうことになるだろうか。
もちろんその前提として、指標として用いる筋肉(=インジケータ筋)はクリア・サーキットの状態でなければならず、また術者には(また人間相手に調べる場合には相手にも)スイッチングがあってはならない、という条件がつくが。
では、そうした条件をクリアした上でインジケータ筋を1つ定めれば、キネシオロジーの検査で得られた結果は確定的なものとして考えていいだろうか?
通常のキネシオロジストであれば、答は多分Yesだ。少なくとも、しばらく前までの私ならYesと答えていた。
しかし、今の私の答はYes & Noだ。
ここからはゲーム『魔法使いの夜』のOSTから「顕現/great three」とともう行こう。
私はそういうやり方を教わったこともあって、主に右手示指の伸筋をインジケータ筋として用いているが、ある時、指に痛みを感じるようになったことから、左手示指の伸筋もインジケータ筋として使えるようにした。
だが、その指にも痛みが出るようになり、インジケータ筋を左右の手の小指の伸筋へと広げ、そんなことを繰り返した結果、今では左右の全ての指の屈筋と伸筋をインジケータ筋として使える。
これは指が疲れてくるとインジケータ筋をフレキシブルに取り換えていけるので便利だが、うかうかしてると無意識的に複数の指で同時に筋反射テストしていたりして、今、自分がどれをインジケータ筋としているのかわからなくなることもよくある。
さて、そこで気づいたのだが、スイッチングを調べていると、あるインジケータ筋はスイッチングが取れているはずなのに、別のインジケータ筋ではスイッチングが取れていないということが頻繁に出てくるのだ。
最初は指の屈筋、伸筋の中にクリア・サーキットの状態でないもの(つまり、インジケータ筋として使えないもの)があるからだろうと考えていた。実際、調べるとクリア・サーキットでないものがあったし。
けれども、それを治して全ての指の屈筋、伸筋をクリア・サーキットにしても、やはり同じ現象が繰り返し現れるので、今では全ての指の屈筋、伸筋でスイッチングが出ないところまで、スイッチング除去を行うようにしている、というか、そうせざるを得ない。面倒だけど。
そして、そうした経験から、キネシオロジーではどの筋肉を指標とするかで、見えるものが違ってくるのではないかと考えるようになった。実際、あるインジケータ筋で検出した「弱さ」が別のインジケータ筋では検出されず、そこではまた別の「弱さ」が検出されたりすることがある。
つまり、それぞれのインジケータ筋によって見える現実(リアル)が少しずつ違うのだ。
キネシオロジストの中には、「キネシオロジーの筋反射テストによって、この世のどこかにある唯一絶対にして永久不変の真理にアクセスできる」と考えている人もいるようだが、私はそうは思わない。そのことについては以前、「筋反射テスト考 その4」でも書いたので、そちらを見てほしいが、私の立場は「キネシオロジーの筋反射テストの結果は、今ここでの施術者の世界観を反映した相対的な現実(リアル)を表しているに過ぎない」というものだ。
そこに今回の結果を加えると、その「施術者の世界観を反映した相対的な現実(リアル)」すらも、インジケータ筋を変えるだけで変わる、決して単一なものではないということになる。
インジケータ筋1つでボディマインド全ての情報が過不足なく得られる、というのは実は幻想なのかもしれない(ただ、そのインジケータ筋の情報を相対化しない限り、つまり他のインジケータ筋の情報とつき合わせて見ない限り、そこで得られた情報はボディマインドの全てを表しているように見えてしまう)。
そして、そこからキネシオロジーを例えばポラリティ・セラピー的に展開させていくことが可能なのでは、とも思うが、今のところはそれ以上深く追求していない。誰かアイディアがあったら教えて下さい。
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