キネシオロジーで未来のことが分かるか?ということをしばらく前からやっていて、それに関連する記事を「4」まで書いてきた。今回はその「4」の最後に書いた問いに対して、現時点までで分かったことを書いてみる。といっても、分かったことはわずかなので、あまり内容はないのだが。
まず、筋反射テストによって未来のことを聞こうとすると、テストに用いているインジケータ(指標)筋の周囲の空間に変位(あるいは歪み)が生じ、それによって正しい結果が得られなくなるようだ、ということ。この変位は、より先の未来についての問いであればなるほど、より大きくなる。
そうした空間の変位は実座標空間(実数空間)ではあまりハッキリとわからないが、複素座標空間では非常に明確に捉えることができる。
ちょっと補足すると──
複素数zは一般にz=x+iy(x、yは実数、iは虚数単位)という形で表されるので、1次元の複素座標空間は(x, y)によって決まる2次元の実座標空間に対応する。同様にn次元の複素座標空間は2n次元の実座標空間に対応する。
それだけなら複素座標空間とは単に2倍の次元を持った実座標空間に過ぎないことになるが、実際にはそれだけではない。それについては私もまだまだ勉強中だが、知りたければ複素解析学を死ぬほど勉強することだ(ただし複素解析をやるためには、その前提として多変数の実解析学、線形代数学、位相空間論の知識が最低限必要になる)。
話を戻すと、そこで生じた空間の変位はいくらでも修正することはできるが、いくら修正しても未来のことを問うと、その瞬間にまた生じてしまう。結局それを根本的に何とかしない限り、筋反射によって正しい答を得ることはできない、ということだ。
ちなみに、筋反射テストで過去のことを問うても、上に述べたような空間の変位は生じない。
私のやや怪しい物理の知識では、相対論でも量子論でも時間は現在を起点にして過去と未来とは対称で、物理学上は過去と未来の間に差異はない、ということだったと思う。物理理論が全てとはいわないが、時間についての現在の物理理論と筋反射テストの結果が異なるというのは非常に面白い。それはつまり、時間に関わることをキネシオロジーで調べたり、その機序を考察する場合、相対論にしろ量子論にしろ現在の物理学は必ずしも役に立たないことを示している。
というわけで、最初に述べたように分かったことは少ない。が、興味深い結果は出ている。願わくば、「我こそはキネシオロジーの第一人者」という人が出てきて、私のこの疑問にたちどころに答えてくれんことを。
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