最近、本屋で気になる本があった。THE HISTORIANというタイトルの、分厚いペーパーバック。著者はElizabeth Kostova。私には初めて聞く名前。帯には日本語で、「少女は歴史の闇を旅する」と書かれていた。
私は暇さえあると本屋で本を物色するのが習いになっているが、時々、本の方が「俺を買え~」と呼んでいるように感じられることがある。そして、そういうふうに呼ばれた本には、外れはない。THE HISTORIANは、久しぶりに、そんな呼び声を聞いた本だった。
ここ2年くらいは、ほとんど医学書や治療関係の本ばかり読んでいたのだが、私のアンテナは錆び付いていなかったようだ。この本はElizabeth Kostovaの処女作だが、世界的に非常に高い評価を得ていたことを、買ったあとで知った。
少女が父の書斎で見つけた、竜の挿絵が1つあるだけの何も印刷されていない本と、「わが不運なる後継者へ」と書かれた手紙の束。そのから、この物語は始まる。そして、父が語る、オクスフォード時代の指導教官の不可解な失踪、ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』のモデルになったヴラド・ツェペッシュ公、そしてヴァンパイアを巡る謎…さまざまな要素を浮かび上がらせながら、物語が動き出す。
…とは言え、私が読んだのは800ページの中のまだ80ページに過ぎない。これから、どんな物語が展開するのか非常に楽しみなのだが、とにかく辞書を引き引きチンタラ読んでるので、なかなか進まない。ま、しばらくは小説に走ってもいいかな、と。
もっと手っ取り早く読みたい人は、NHK出版から邦訳『ヒストリアン』(全2巻)も出たので、それを読んでもいい。ペーパーバックが$7.99(洋販では1092円、amazonなら850円)、邦訳は各巻1785円だ。
ちなみにNHK出版は、『ヒストリアン』公式HPなるものまで作っていることがわかった。URLは以下の通り。
http://www.nhk-book.co.jp/historian
私は暇さえあると本屋で本を物色するのが習いになっているが、時々、本の方が「俺を買え~」と呼んでいるように感じられることがある。そして、そういうふうに呼ばれた本には、外れはない。THE HISTORIANは、久しぶりに、そんな呼び声を聞いた本だった。
ここ2年くらいは、ほとんど医学書や治療関係の本ばかり読んでいたのだが、私のアンテナは錆び付いていなかったようだ。この本はElizabeth Kostovaの処女作だが、世界的に非常に高い評価を得ていたことを、買ったあとで知った。
少女が父の書斎で見つけた、竜の挿絵が1つあるだけの何も印刷されていない本と、「わが不運なる後継者へ」と書かれた手紙の束。そのから、この物語は始まる。そして、父が語る、オクスフォード時代の指導教官の不可解な失踪、ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』のモデルになったヴラド・ツェペッシュ公、そしてヴァンパイアを巡る謎…さまざまな要素を浮かび上がらせながら、物語が動き出す。
…とは言え、私が読んだのは800ページの中のまだ80ページに過ぎない。これから、どんな物語が展開するのか非常に楽しみなのだが、とにかく辞書を引き引きチンタラ読んでるので、なかなか進まない。ま、しばらくは小説に走ってもいいかな、と。
もっと手っ取り早く読みたい人は、NHK出版から邦訳『ヒストリアン』(全2巻)も出たので、それを読んでもいい。ペーパーバックが$7.99(洋販では1092円、amazonなら850円)、邦訳は各巻1785円だ。
ちなみにNHK出版は、『ヒストリアン』公式HPなるものまで作っていることがわかった。URLは以下の通り。
http://www.nhk-book.co.jp/historian
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