深く潜れ(Dive Deep)! キネシオロジー&クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)の蒼穹堂治療室

「ココロとカラダ」再生研究所、蒼穹堂治療室が送る、マニアックなまでに深く濃い、極私的治療論とお役立ち(?)情報の数々。

HPのリニューアル完了

2006-03-15 08:49:07 | Weblog
HPを完全リニューアル。と言っても、外見上は今までと大きな差異はない。いや、大きな差異がないように作り直した、と言った方がいいか。HPの外見は、自分でもなかなか気に入っていたので、変えたくなかったのだ。では、何を変えたのか? 実は、フレームをやめて、完全にCSS化したのである。

この手の話にあまり馴染みがない方のために、詳しく述べると…

ウェブ上に置かれているHPは全て、HTMLという形式で記述されている。このHTMLは、テキスト主体の文書を想定して作られたものだったため、構造上、複雑なレイアウト等には向かない。もともとインターネット上に置かれていた文書は、学術論文だったり政府刊行資料だったりと、特にデザインに凝る必要のないものだったから、HTMLだけで十分だった。しかし、インターネットが一般に公開されて多くの人が利用するようになると、凝った派手な画面構成を持つHPを作りたいという要求が高まり、そこでHTMLを裏技的に使って、それを実現する方法がいくつも開発された。
しかし、それはHTML本来の趣旨と異なるため、HTMLとは別にレイアウト、デザインのための形式が開発された。それが、スタイルシートと呼ばれるものである。また、動きのあるHPを作るためのJaveScript(なお、プログラミング言語であるJavaとは全くの別物!)も開発され、HPはHTML+スタイルシート+JavaScriptによって作られることとなった。そしてCSSは、そのスタイルシート言語の1つである。

で、ウチのHPは、と言うと、ずっとフレームを使った作りになっていた。フレームとは、例えば障子の桟(さん)に当たるもので、HTMLで作ったコンテンツ1つ1つが障子紙。フレームを使うと、複数の文書を1つの画面上に配置することができるのだ。ウチでは、コンテンツ本体とそのナヴィゲーションをフレームでつなぎ合わせて1つの画面を作っていた。

私は個人的には、このフレーム機能が大好きで、HPでも多用してきた。フレームの作り1つで、複数のコンテンツを同一画面上にさまざまなレイアウトで配置することができたからだ。もちろん、フレーム自体、HTMLが正式に持っている機能の1つで、それを使うことそのものには、何の問題もない。しかし、困ることがあった。Googleに代表されるロボット型検索エンジンにとって、このフレームは鬼門なのである。

ロボット型検索エンジンは、クローラーとかスパイダーと呼ばれる、HP情報を収集するロボットをウェブ上に展開させていて、検索結果の表示順位は、このロボットが収集した情報に基づいて決められる。だが、このロボット、フレームが苦手なのである。

フレームを使ってコンテンツを作る場合、まず外枠(フレーム)を定義したファイルを作り、このファイルが、定義した枠に貼り付ける複数のコンテンツ・ファイルを呼び出すことになる。つまり、ロボットには最初に外枠を定義したファイルが見えるのだが、このファイルそのものは、枠を定義しただけの、中身(コンテンツ)のないファイルなのである。そういったファイルの構造上な問題から、ロボットに正しく情報を拾ってもらえない可能性がある…らしい。実際、SEO(検索エンジン最適化)の本やメルマガを見ると、必ず「フレームは使わないように」ということが書かれている。

…というわけで、SEOの観点から、フレームを捨ててHPをCSS化することは長い間の懸案事項だった。それがやっと終わったわけだ。これでSEO対策もしやすくなるだろう。このあとは、頼まれている別のHPのCSS化に着手することになる。
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