突然のメール失礼いたします。と、文字通り突然のメールが来たのは、2009年4月のこと。最初はどこかの誰かが「ゆかし」の名を騙ってフィッシング・メールを送りつけてきたのかと思った。何しろ
はじめてメールさせて頂きます
私はプライベートクラブYUCASEE ( ゆかし)の
○○と申します。
一つだけご案内させていただきたくメール致しました。
YUCASEE ( ゆかし)とはというものだから。
金融資産1億円以上の方 限定のオンライン上の
会員制プライベートクラブです。
http://www.yucasee.jp/?oa=ycm6216
そんなプライベートクラブが、町の片隅で細々とやっている治療院なんかに用があるとは思えない。ところが
この度、メールさせて頂いたのは YUCASEE ( ゆかし)へのだって! 一体ウチのどこをどう見たら「YUCASEE ( ゆかし)へのご入会資格をお持ちであると拝察」できるというのだろう?
ご入会資格をお持ちであると拝察しまして、特別にご案内した次第です。
YUCASEE ( ゆかし)は限られた方にしかご案内することができません。
一つ考えられることがあるとすれば、2008年10月に施術料金を値上げしたことくらいか。いや~あの時は値上げした直後にリーマン・ショックがあって、普段からヒマな治療院が本当にヒマになってしまったンだった…(シミジミ)。もし、そんなことが起こるとわかっていたら、値上げするのは取りやめにしていたかもしれない。しかし、そんなのも端からは「こんな時に値上げするなんて、ずいぶん儲かっているに違いない」と見えたのかもしれない。とんだ勘違いだ。
ついでに言えば、ウチが値上げしたのは「儲かってない」からであって、少しでも売り上げを上げるために取った方策だ。実は今もあまり儲かっていないので、またまた値上げを画策していたりするのだが、前回のことがあるので時期はまだ考え中。
で、せっかく入会案内のメールをくれた「ゆかし」だが、当然のことながら「金融資産1億円以上」という入会条件を全くクリアできないし、さりとて「私は貴会への入会条件をクリアしていないので…」と返すのも何だしなー、ということで、そのまま放っておいた。放っておいたら、また別の人の名前で同じような入会案内のメールが来て、それをまたそのまま放っておいて…というのが繰り返された後、最近は入会もしてないのに「ゆかし」会員向けのメルマガ「ザ・ファーストクラス」が定期的に届いている。
いや~ためになります
だとすると、まさに「ゆかし」恐るべし!です。