風見鶏つうしん:2009/8開始の太陽光発電を蓄電池付き再エネに変身させてほぼ買電ゼロを実現中の報告です。

15年超稼働中の太陽光発電に蓄電池を導入し「蓄電池付き再エネ」とすることで既築住宅での「ほぼ」買電ゼロ実現を実証中です。

周波数低下

2019年05月09日 | スイッチング数推移など

「2018年9月の北海道胆振東部地震において、風力発電設備のほぼ全てが地震発生直後に周波数低下リレーの動作により停止しました。なお、夜間のため、太陽光発電設備は地震による停止はありませんでした。
 こうした事象を踏まえ、「電力レジリエンスワーキンググループ」において、主力電源化に向けて大量導入が見込まれる変動再エネ(太陽光、風力)について、周波数変動への耐性を高めるため、周波数変動に伴う解列の整定値等の見直しが提言されました。これを受け、「電力レジリエンス等に関する小委員会」において、大規模電源脱落等による周波数低下時に、発電設備の一斉解列が発生し、電力系統全体の周波数維持に大きな影響を及ぼすことを避けるため、太陽光・風力だけでなく電力系統に連系する全ての発電設備について周波数低下リレーの標準整定値(検出レベル及び検出時限)を下表のとおり定めました。
 また、調査の結果、既連系発電設備の一部が下表の標準整定値より高い整定値となっていることがわかりました。このため、発電事業者におかれましては、保有される発電設備の定期点検等の機会や一般送配電事業者からの整定値変更の依頼時に、周波数低下リレーの整定値ついてご確認いただき、一般送配電事業者と協議のうえ、下表に基づき可能な限り整定値を変更していただくよう、ご協力をお願いいたします。以上

5/8付けOCCTO HP「発電事業者の皆さまへ 既連系発電設備における周波数低下リレー(UFR)の整定値変更のお願い」より 

 50Hzの場合、一つの発電所の緊急停止や急な悪天候でメガソーラーの発電量が急低下したなどで周波数が48Hzに下がった場合、整定値を47Hzにしている発電所は解列せず電力を系統に供給し続けられますが、48~49Hzに設定している発電所は解列してしまう事になります。昔の様に必要以上に周波数品質を上げるのではなくレジリエンス(resilience 強靭性/耐久性)を向上することで大規模停電を避ける事を優先する判断のようです。

 周波数低下があっても今では一般の家庭ではインバータを利用した機器が多くなっていますので、あまり大きな影響は受けませんし、産業部門ではモータを多用しますが、その場合でもインバータ制御が普及してきていますので,このような工場などでは大きな影響はうけなくなっているようです。

 大規模発電所から広範囲に電力を供給するこれまでの垂直給電方法特有の問題で、発電規模が同程度の中・小発電所がローカルに給電する方法では起こり難いと言う点でも電力の地産地消が優れているかも知れません。 

HIT(4.2kw)の発電データ
5月8日(水)快晴 
太陽光発電量       27.9kWh
エネファーム発電量(おまかせ)   8.0kWh
W発電量       35.9kWh
売電量        27.0kWh 
買電量         0.7kWh 
W発電自給率      374.0%
W発電設備利用率     30.5%
日照時間         13.2h
連系以来   3555日(9年268日)

日照時間が13.2時間と最長規模でW発電量も35.9kWhと当発電所の最大値を記録しました。春と秋の快晴日の威力はすごい!

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