資源エネルギー庁が2018年4月の電力需給速報を公表しています。(2018年7月24日時点)
2018年4月分電力需給速報
電気事業者の発電電力量のうち水力と新エネルギーを合わせた再生可能エネルギーによる発電量は水力(揚水式を含む)92.1億kWh(14.3%)+新エネルギー等32.2億kWh(5.0%)=124.3億kWh(19.3%)となり2018年4月時点ですでにもう少しで20%台に到達する状況になっています。これは電気事業者分だけです。
これに電気事業者以外の事業者からの受電電力量があり、それは824.6億kWh-642.8億kWh=181.8億kWhと計算でき、注釈※1 「電気事業者以外の事業者からの受電電力量」とは、電気事業者ではない者(企業や個人) が所有する発電設備から、電気事業者が受電した電力量を指す。とあることから181.8億kWhの多くは企業や個人が持つメガソーラーや風力発電、そして100万戸以上の住宅ソーラー発電の余剰電力を購入した電力と考えられます。実際には企業の火力発電なども購入していますから、その割合は定かではありません。ここでは仮に再生可能エネルギー由来の割合を50%としてみますと全電気事業者の4月分の購入量は90.9億kWhとなります。(東電の2016年度年間の太陽光発電だけの購入量が96億kWh)
つまり、2018年4月分について水力を含む再生可能エネルギー由来の電力量は合計で124.3億kWh+90.9億kWh=215.2億kWhであった事になり実に215.2/824.6=26.1%もあった事になります。たとえ僅かでも毎日毎日8年以上余剰電力を供給出来て来た事が嬉しくなります。
これからも太陽光、風力、バイオマス、地熱などの発電量が確実に増えますのでこの数字はすぐに30%台に乗ることになるでしょう。意外とやるじゃん日本の再エネ!楽しみです。
詳しくは⇒ http://www.enecho.meti.go.jp/statistics/electric_power/ep002/pdf/2018/0-2018.pdf
HIT210(4.2kW)の発電データ
7月29日(日)雨のち晴れ
太陽光発電量 21.4kWh
エネファーム発電量(予約発電) 4.9kWh
W発電量 26.3kWh
売電量 16.7kWh
買電量 1.8kWh
W発電自給率 228.7%
発電設備利用率 22.4%
日照時間 10.7h
連系以来 3272日(8年350日 )