公立相馬総合病院の研修医のブログ

被災地医療を支える公立相馬総合病院
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ほんとに名物 看護業務研修

2016年04月20日 | 研修内容
ガリガリやん!
もっと食べないと!
なんか心配!


とか、一度言われてみたい研修医の濱近です。


写真はうちの紅一点、5歳のとろちゃんです。
捨て猫で、拾った人が「とろ」と既に名前をつけていたので、そのままとろちゃんです。
小さくて見た目は可愛らしいのですが、僕と兄猫2匹が5年間散々甘やかしたせいで、
わがままやりたい放題で手がつけられない子になってしまいました。


ダメな子にしてしまってごめんよ。
でもこれからも、全力で甘やかすことを誓います。


さて、僕も名取さんと同じく、3週間の看護研修をしています。
主に午前中、採血、バイタル測定、患者さんの着替え、清拭、検査への送り迎えなど、
病棟の日常業務の流れ、手技を教えてもらっています。


僕が当院で研修したいと思った理由はいろいろあるのですが、
看護業務研修、薬局研修、検査業務研修などがあるのもその一つでした。
理由は単純で、「指示を出す」立場になる以上、その指示がどのように実行されていくのか、
医師ができる限り把握するのは至って当然のことだと思うからです。
その機会がきちんと研修の日程として組まれていることをとても魅力に感じました。


業務が効率的に進めばそれが患者さんの利益につながるので、
基本的にはそれぞれの職種がそれぞれ得意なことをやればいいと思います、が、
そうは言っても病院内にいる一人の医療スタッフ、もっと言えば一人の人間ですから、
医者だから指示出しとけばええんや!そやねん!せやねん!やねん!ねん!
というのは違うと思います。
関西弁である必要はないですが。
そして僕はまだオーダーを出す能力がなくて、出したことすらないんですが(ー ー;)


賢そうなカンファや勉強会が充実している病院もそれはそれで魅力的だとは思います。
でも当院のように、まず患者さんのそばに出向いて、話して、触れて、という研修が僕は王道だと思います。
病態を深く考えたり、鑑別診断を的確にあげて方針を立てることが医師の重要な役割ですが、
医学部でテスト漬けの生活をしていると、あたかもそれだけが医者の仕事だと勘違いしそうになります。
(ってそれもものすごく難しいのですが。できない立場で語るのって実に難しい...)


とにかく、基本はやはりまず患者さんの近くに行くことではないでしょうか。
特にわれわれ研修医は病院の仕事の流れがまったくわかっていないわけで、
それを看護師さんたちに熱心に教えてもらえて、本当にいいスタートが切れたと思います。


あともう一つ重要なこととして、研修の最初に手技がある程度まとまって経験できるのは本当にありがたいです。
研修医は例外なく手技に不安を持って1年目を迎えるので、正面切ってそれが日程に組まれているのは、
当院の研修の素晴らしいところです。


これをしっかり本物の「名物」にしていくために、3週間が終わったらきちんと振り返りをして、
来年以降につなげていきたいと今は考えています。
読んでくれている医学生の方がどのくらいいるのかわかりませんが、
当院の研修は非常に実践的で、スタッフの方は皆さん本当にわかりやすく教えてくれます。
そこんとこよろしくですm(__)m


と、立派なことを書いてみたのはいいのですが、
明日も早朝の採血のため起きられるかどうか心配なので、寝ようと思います。
今日は体が疲れていて、ふざける余裕がありませんでした。申し訳ありません。
反省して、次はきっちりネタを挟みつつ。おやすみなさい。