公立相馬総合病院の研修医のブログ

被災地医療を支える公立相馬総合病院
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バボちゃん

2016年04月23日 | 日記
可愛すぎる研修医、濱近です。
嘘です。


今日も看護業務研修についてです。
毎日忙しい看護師さんの時間を取ってしまって恐縮していますが、
本当に学ぶことが多く、充実しています。


毎日違う看護師さんが僕ら研修医の面倒を見てくれています。
看護師さんそれぞれに、ご自分で意識している、していないはあると思いますが、
それぞれに好きな分野、こだわりがあって、そこが僕らにとっても勉強のポイントになっています。


例えば褥瘡予防に人一倍意識が強く向いているんだな、と感じる看護師さんがいます。
患者さんのシーツや服のシワの細かいところまで、とこずれにつながらないよう意識しているのを見て、
自分が様々な場面で雑な処置をしていないか、振り返るいい機会になっています。
また、褥瘡は低栄養と絡んで感染症の元になり、処方した抗菌薬の効きにも大きく影響しますので、
医師としては、処方した薬が効いた陰には、薬が効く環境を作ってくださっている看護師さんの仕事がある、
そのことを意識するべきだと、今の研修を通じて感じています。


他にも、口腔ケア、関節の拘縮予防など、患者さんの病状と生活の質を左右するポイントであるのに、
医学部の勉強ではスルーしてしまいがちな点を、看護師さんのこだわりの中から勉強させてもらっています。
この看護業務研修は、単に手技を経験できること以上に、本当に意義深いものになっています。


なんというか、素敵な指導医、先輩、病院スタッフの皆さんに囲まれて、
ちょっと幸せすぎるスタートが切れています。
感謝あるのみです。


今日も疲れているので冗談を挟む余地がありませんでした。
深くお詫びいたしますm(_ _)m


※タイトルと本文は基本的に無関係です。