あれこれ思う…

実家の内施餓鬼でお寺さんが見えるので行ってきた。
母は「お坊様がくる？したくは出来てるの？」「もう来たの？」そんなことの繰り返しだった。
一緒に並んで読経を聴いた。
その場その場で言われたように動いている。表情は穏やか。

お寺さんが帰って、母も居間に移動する時、弟嫁さんが「座る前にトイレ行こうか～」と声をかけて連れて行ってた。
母も素直に従っていった。
嫁姑、世間並みに色々あった。なのに、いま良くやってくれると思う。

感謝しつつも、私は姑にはできない。
放っておいた結果、私が後悔に苛まれるのだろうか。
虐待するかもしれない。看れない。そんな風に拒否しても、その事が最後は私の気持ちに澱のように残るのだろうか…。
今はまだ、数々の仕打ちを思い出すことはあっても、忘れることはできない。爺様にさえそうだった。
人を許すことができない人、どんな仕返しでも気のすむまでやってきた人。
私も後継ぎになりそうで怖い。

痴呆が進み頼り切ってきたとき、受け入れられるのだろうか。