【宜野座キャンプ】 練習試合 阪神２－５日本ハム

けふは、日本ハムとの練習試合。
今年初めての「試合」なので、わくわくする。
でも、ＴＶ放送は３時５０分から。
讀賣系のＴＶ局が獨占したのか、スカイＡでの放送は午後１０時から。
それまで待てない私は、とりあへず、３時５０分が來るのを待つことにする。

スカイＡでは、午前１０時からキャンプでの練習風景を中繼してゐた。
金本と新井が竝んでバッティング・ケージに入つた。
金本はまだまだ。
新井のはうは、この時期とは思へないほどの迫力。
ＷＢＣメンバーだつたかと錯覺してしまふほどの仕上りだつた。

外野守備では、メンチの肩が目立つた。
ライトのやや深いところから、輕く投げてセカンドへ。
あれが本氣で投げたら、もしかするとサードまでダイレクトで屆いたりして・・・

試合直前の内野ノック。
ファーストに關本。
休み前、といふことは日曜日に、云はれたらしい。
メンチが使へるといふ判斷のもと、眞弓監督が決斷したやうだ。
確かに、メンチをライト、ファーストに新井を固定すると、リンくんや葛城や今岡が使へない。
その場合、サードで使へるのは關本、バルディリス。
つまり、新井をサードで使ふことで、ファーストでは關本、リンくん、葛城、今岡が使へるし、セカンドでは藤本、平野が使へるといふわけだ。
リンくんファンの私としては、ファースト・リンくん、セカンド・關本、サード・新井、ライト・メンチがベストオーダーだと思ふが。
まあ、とにかく、キャンプやオープン戰でいろいろ試行錯誤してみればよいと思ふ。

ところで、バルが故障したらしい。
けふの練習試合でサードを守る豫定だつたのだが、急遽、坂が入ることになつた。
どういふ故障なのかまだわからないが、たいしたことないと良いのだが。
バッティング技術も向上しつつあるバルディリスだけに、今年は使ひどころも多くなる筈。
オープン戰のうちに復歸してくれることを望む。（12:59）

「４番、ライト・リン、背番號３１」
練習試合とはいへ、このアナウンスは耳に心地好い。
いつか公式戰でも、これを聞いてみたい。

阪神の先發、岩田は３人でピシャリと抑へてくれた。
打てさうに見えるけれど打てない。
これが岩田の持ち味。
これが杉山だと、打たれさうにないけど打たれる。
この違ひは大きい。

ダルからは先頭の藤本が初球をクリーンヒット。
ストレートを狙ひ撃ち。
しかし、その後のダルはさすが。
關本への第２球では１５０ｋｍの速球。
關本、鳥谷と打ちとり、いよいよ４番・リンくん。
初球は外角ぎりぎりにストレート、２球目は内角ぎりぎりにストレート。
そして最後は外角へ變化球。
見逃しの３球三振。
さすがはダルとしか云ひやうがない。

阪神２番手は球兒。
ストレートが１３０ｋｍ台後半と、いまひとつ。
「１５秒ルール」の適用で、ボールを宣告された。
これが今季から始まる新ルール。
球兒は阪神ファンの目から見ても、投球に入るまでが長い。
去年までの球兒のテンポだつたら、このルールを嚴密に適用されたら、あつと云ふ間に滿壘になつてしまふだらう。
球兒にとつてこのルールは、きちんと對策をたてるべき課題になりさうだ。

ダルから、櫻井、坂、岡崎と３連打で１點先制。
櫻井のはセカンド後方へのポテンヒットだつたが、坂のヒットは内角低めの難しい球をよく打つた。
そして櫻井はスタートを切つてゐたので３壘へ。
エンドランなのか、單獨スチールなのかわからないが、櫻井、ナイスラン！
岡崎のあたりはライト前にぽとりと落ちて、櫻井がホームに歸り、１點。
よしよし。

ところで、例の「１５秒ルール」。
ダルもランナーを出してからは、少なくとも２囘は１５秒以上かかつてゐた。
阪神３番手の玉置も、稻葉を打ちとつた投球では２０秒かかつてゐた。
＜追記：１５秒ルールは走者がゐない時に限り適用だとか。それはさうだらうね＞
球審がストップウォッチを持つてゐるわけではないだらうから、嚴密な適用はないと思ふが、緊迫したゲームに水をさすやうな適用はして欲しくない。
＜追記：セカンド壘審がストップウォッチで測つてゐるんださうな・・・審判も仕事が増えてたいへんだねえ＞

球兒が足を痛めてゐる？
それはまづいよ・・・
ＷＢＣまでには治しておいてくれよ。（17:07）

玉置は２イニングを抑へたが、阿部が５囘に１點とられたらしい。
７囘には黒田が火ダルマで４失點。
次のチャンスに期待しよう。
８囘は白仁田がランナーをひとり出したものの、失點なし。
彼のスライダーはフォークのやうにストンと落ちる。
９囘は上園が３人でピシャリ。
上園は先發ローテに入れたいところ。

９囘表、１アウト３壘・２壘から、葛城が犧牲フライで１點。
結局、試合は２－５で負けたが、もちろん勝ち負けよりも、この時期は内容が大事。
岩田と上園がパーフェクト、玉置も２イニングを抑へて、なかなかよいところを見せてくれた。
白仁田も公式戰で投げさせたい。
黒田は殘念な結果に終つたが、まだまだこれから、次のチャンスで本領發揮といきたいところだ。