3月1日
『剣客商売 四 天魔』 池波正太郎
1974年刊行
3読?4読目?
「鰻坊主」
悪人を引っ掛ける詐欺行為。ラストがユーモラス。毛饅頭の意味を三冬は知ることになるのだろうか?
「老僧狂乱」
おはるも毛饅頭を知らなかった。
3月3日
『剣客商売 五 白い鬼』 池波正太郎
1975年刊行
「西村屋お小夜」
男女の交接を目撃してしまった三冬の反応がかわいい。そして大治郎の朴念仁ぶりもまた。
「三冬の縁談」
大治郎はなにもできない。小兵衛は結果として三冬の縁談を壊した。親心だねえ。
3月4日
『剣客商売 六 新妻』 池波正太郎
1976年刊行
「品川お匙屋敷」
やっと大治郎と三冬が夫婦になった。大治郎27歳、三冬22歳。当時としては晩婚の二人。剣術ばかの二人にはやきもきさせられたが、まづはめでたい。
「新妻」
三ヶ月前に祝言をあげたばかりの新妻が夫の後顧の憂いなきよう自害とは。武家とはなんと哀しいものだろうか。
「金貸し幸右衛門」
小兵衛63歳、おはる23歳の初春。ということは、大治郎は28歳、三冬は23歳になったということだ。第一作から3度目の春を迎えたことになる。すなわち1781年ということになろうか。
3月8日
『剣客商売 七 隠れ蓑』 池波正太郎
1976年刊行
「徳どん、逃げろ」
ひょんなことから小兵衛の家に強盗に入ることになった傘徳。やらせてやりたかったな。
「大江戸ゆばり組」
おやおや、そうだったのかい。ちょっとしたどんでん返しが面白い。
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