
1月23日に注文した登山靴 「 Sirio 770-GT 」が2月3日の夜に屆いた。
翌日から、靴を足に馴らすために、家の附近を歩き囘つた。
4日は1時間半、5日は40分、きのふは45分。
登山靴も輕登山靴と違つて、かういふ「重登山靴」(こいつは片足1kg餘り)は、足に馴染むまでに時間がかかる。
足を捻挫しないやうに足首をきつちりとホールドするつくりになつてゐるので、スキー靴ほどではないにせよ、やはり固い。
これをこのまま山に履いていくと、靴擦れしてエライことになる。
事前に最低でも5時間は履きならしておきたいところだ。
ヌバック革の登山靴を履くのは私は初めてなのだが、なんとなく頼りない感じがする。
以前に履いてゐたハンスワグナーのラングコッフェルは、裏出し革で出來てゐた。
裏出し革とは、その名の通り、革の裏側を表にして使つたもの。
革は、表側は固くて丈夫なのだが傷がつきやすい。
そこで傷がついても致命傷にならない裏側を表に出して使ふ。
分厚い革を使ふので、頑丈だけれど、それだけ重たくなる。
いまは、良い革がなかなか手に入らないらしく、「重登山靴」でも革ではなくケブラーなどの合成纖維を使ふことも多いやうだ。
私のやうな古い人間は、やはり革の登山靴に愛着がある。
「登山靴はやつぱり革でなくつちゃ!」

うしろ姿。
ソールの踵のところに切れ込みがある。

切れ込み部分の擴大寫眞。
これは、「セミ・ワンタッチ・アイゼン」を取り付けるためのものらしい。
私の持つてゐるアイゼンは昔ながらの2本バンドなので關係ないが。
でも、ワンタッチといふ言葉には強く惹かれるものがある。
吹雪の中でアイゼンを締め直すのは、かなり辛い作業だから。

くるぶし部分はホックではなくて、ナイロン?の輪の中に靴紐を通す形式になつてゐる。
このナイロン・リングがちぎれてしまはないか、そのままスッポ拔けやしないかと、妙に氣にかかる。
こんなもんで大丈夫なのか?
ヌバック革が切れ來んでゐる部分が、足首の前後の動きに對應する部分。
新しい靴は、ここがかなり固い。

足首部分。
左右の動きを制限することで、足首の捻挫を防ぐ。
中央の下向きのホックは、ここに靴紐を引つ掛けることで、ベロ部分が落込むのを防止するためにあるのだらう。

上から見たところ。
靴の周圍をゴムで強化してゐる。
つま先や側面は、岩などで擦れて、傷むのが早い部分。
その部分をゴムでカバーすることで、靴の壽命を伸ばすことができるのだらう。
ところが、このいゴムのお蔭で、靴の形を足に合せることが出來ない。
私の右足の親指の附け根はかなり出つ張つてゐる。
革靴だと革が伸びて、足の形に沿つてくれるのだが、このタイプはゴムが頑張つて形を變へてくれないのだ。
けふ、そのことに氣が付いた・・・

眞横から見たところ。
補強のゴムが靴の眞中あたりまで伸びてゐる。
安い靴は、このゴムがつま先あたりまでしかない。
もつと高い靴は、このゴムが靴の廻りを一周してゐるらしい。
でも、そこまで必要だとは思へないのだが。
革の手入れに「保革油」を塗るのだらうと思つてゐたのだが、靴の入つてゐた箱に同梱されてゐた説明書を讀んだら、ヌバック革の靴には「保革油」を塗らないやうにと注意書きがされてゐた。
なんでも、防水スプレーをかけるのだとか。
そんなことだけで大丈夫なんだらうか。
心配しつつも、とにかく防水スプレーなるものを買はなければ。
翌日から、靴を足に馴らすために、家の附近を歩き囘つた。
4日は1時間半、5日は40分、きのふは45分。
登山靴も輕登山靴と違つて、かういふ「重登山靴」(こいつは片足1kg餘り)は、足に馴染むまでに時間がかかる。
足を捻挫しないやうに足首をきつちりとホールドするつくりになつてゐるので、スキー靴ほどではないにせよ、やはり固い。
これをこのまま山に履いていくと、靴擦れしてエライことになる。
事前に最低でも5時間は履きならしておきたいところだ。
ヌバック革の登山靴を履くのは私は初めてなのだが、なんとなく頼りない感じがする。
以前に履いてゐたハンスワグナーのラングコッフェルは、裏出し革で出來てゐた。
裏出し革とは、その名の通り、革の裏側を表にして使つたもの。
革は、表側は固くて丈夫なのだが傷がつきやすい。
そこで傷がついても致命傷にならない裏側を表に出して使ふ。
分厚い革を使ふので、頑丈だけれど、それだけ重たくなる。
いまは、良い革がなかなか手に入らないらしく、「重登山靴」でも革ではなくケブラーなどの合成纖維を使ふことも多いやうだ。
私のやうな古い人間は、やはり革の登山靴に愛着がある。
「登山靴はやつぱり革でなくつちゃ!」

うしろ姿。
ソールの踵のところに切れ込みがある。

切れ込み部分の擴大寫眞。
これは、「セミ・ワンタッチ・アイゼン」を取り付けるためのものらしい。
私の持つてゐるアイゼンは昔ながらの2本バンドなので關係ないが。
でも、ワンタッチといふ言葉には強く惹かれるものがある。
吹雪の中でアイゼンを締め直すのは、かなり辛い作業だから。

くるぶし部分はホックではなくて、ナイロン?の輪の中に靴紐を通す形式になつてゐる。
このナイロン・リングがちぎれてしまはないか、そのままスッポ拔けやしないかと、妙に氣にかかる。
こんなもんで大丈夫なのか?
ヌバック革が切れ來んでゐる部分が、足首の前後の動きに對應する部分。
新しい靴は、ここがかなり固い。

足首部分。
左右の動きを制限することで、足首の捻挫を防ぐ。
中央の下向きのホックは、ここに靴紐を引つ掛けることで、ベロ部分が落込むのを防止するためにあるのだらう。

上から見たところ。
靴の周圍をゴムで強化してゐる。
つま先や側面は、岩などで擦れて、傷むのが早い部分。
その部分をゴムでカバーすることで、靴の壽命を伸ばすことができるのだらう。
ところが、このいゴムのお蔭で、靴の形を足に合せることが出來ない。
私の右足の親指の附け根はかなり出つ張つてゐる。
革靴だと革が伸びて、足の形に沿つてくれるのだが、このタイプはゴムが頑張つて形を變へてくれないのだ。
けふ、そのことに氣が付いた・・・

眞横から見たところ。
補強のゴムが靴の眞中あたりまで伸びてゐる。
安い靴は、このゴムがつま先あたりまでしかない。
もつと高い靴は、このゴムが靴の廻りを一周してゐるらしい。
でも、そこまで必要だとは思へないのだが。
革の手入れに「保革油」を塗るのだらうと思つてゐたのだが、靴の入つてゐた箱に同梱されてゐた説明書を讀んだら、ヌバック革の靴には「保革油」を塗らないやうにと注意書きがされてゐた。
なんでも、防水スプレーをかけるのだとか。
そんなことだけで大丈夫なんだらうか。
心配しつつも、とにかく防水スプレーなるものを買はなければ。
写真を楽しみにてまーす。
若干、右の親指のつけねがきついのですが、あまり長時間歩かなければ大丈夫かと。
3月初め頃にでも、北八ヶ岳あたりを歩いて來ようと思つてゐます。
カメラは一眼にするかコンデジにするか、まだ迷つてゐます。
私も今夏、雲海を見に行こぉかと思ったりしてます。
とにかく一度でも良いのでまた雪の上を歩きたくて。
でも、きのふあたりから腰が痛くてなりません。
いまのうちに行かないと、もう行けなくなつてしまふかも・・・