2023年2月の読書録(備忘)
2月10日
『ブッデンブローク家の人々 ー ある一家の没落』(完全版)トーマス・マン 実吉捷郎訳 上妻純一郎編集
1901年に発表され、のちにノーベル文学賞の対象となったマンの代表作。
学生時代、確か1980年以来の再読。岩波文庫だった。
アントーニエ・ブッデンブローク、すなわちトーニのかわいらしいこと。
『楡家…』を読んですぐだからこそ思う。そう、桃子。北杜夫もトーニが好きだったに違いない。
トーニの人生、しんどいね。
ああ、かはいさうなトーニ…
そして、トーニの母、名誉領事夫人の臨終シーンの描写の凄まじいこと!死とのたたかいではなく生とのたたかい。
トーマスの死。
歯医者で虫歯を抜いたのだが、歯根が4本残ってしまい、歯医者からの帰宅途上で倒れて…想像するだにおぞましい死に様。
自分の本来の性質とは異なる家業を継いで、ブッデンブローク家を支えてきたその報酬が、この48歳の早過ぎる死だなんてやりきれない。
ブッデンブローク家の衰退…
トーマスの息子、ハンノことヨハン・ブッデンブロークは社会不適合者としての才能が、音楽の才能があったが、商人には向いていなかった。彼がどのような人生を歩んでいくことになるのか心配していたら、ふと亡くなっていた…
そして、ブッデンブローク家はなくなってしまった。寂しい…
2月12日
『ブッデンブローク家』に続いて『魔の山』を読み始めているのです。
でも、箸休めに…
『異世界居酒屋 のぶ』16巻 蝉川夏哉/ヴァージニア二等兵
半年ぶりかな?
この世界は美味しい!
また新しいキャラが登場。たぶん…
これ読んでると居酒屋に行きたくなるのですよ♪
2月12日
『異世界居酒屋 げん』9巻 蝉川夏哉原作、碓井ツカサ作画
さらに箸休め😄
こちらも新キャラ登場!
2月13日
『極主婦道』1巻〜11巻 おおのこうすけ
さらにさらに箸休め😄
前にドラマで観ました。「のだめ」の千秋が主人公してました😄
実はこれ、1巻から5巻まで無料で、しかも6巻から10巻まで4割引きというのに惹かれたのです。だって10巻合わせて7割引きですけんねー♪
で、マジか! タピオカって粉から作るんか!知らんかった… ああいう粒が天然であるんや思うとった。
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