仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

読書録(2023年2月)

2023-03-01 07:15:00 | 読書録(備忘)
 
2023年2月の読書録(備忘) 

 
2月10日
『ブッデンブローク家の人々 ー ある一家の没落』(完全版)トーマス・マン 実吉捷郎訳 上妻純一郎編集
 1901年に発表され、のちにノーベル文学賞の対象となったマンの代表作。
 学生時代、確か1980年以来の再読。岩波文庫だった。
 アントーニエ・ブッデンブローク、すなわちトーニのかわいらしいこと。
 『楡家…』を読んですぐだからこそ思う。そう、桃子。北杜夫もトーニが好きだったに違いない。
トーニの人生、しんどいね。
ああ、かはいさうなトーニ…
 そして、トーニの母、名誉領事夫人の臨終シーンの描写の凄まじいこと!死とのたたかいではなく生とのたたかい。
 トーマスの死。
 歯医者で虫歯を抜いたのだが、歯根が4本残ってしまい、歯医者からの帰宅途上で倒れて…想像するだにおぞましい死に様。
 自分の本来の性質とは異なる家業を継いで、ブッデンブローク家を支えてきたその報酬が、この48歳の早過ぎる死だなんてやりきれない。
 ブッデンブローク家の衰退…
 トーマスの息子、ハンノことヨハン・ブッデンブロークは社会不適合者としての才能が、音楽の才能があったが、商人には向いていなかった。彼がどのような人生を歩んでいくことになるのか心配していたら、ふと亡くなっていた…
 そして、ブッデンブローク家はなくなってしまった。寂しい…

2月12日
 『ブッデンブローク家』に続いて『魔の山』を読み始めているのです。
 でも、箸休めに…
『異世界居酒屋 のぶ』16巻 蝉川夏哉/ヴァージニア二等兵
 半年ぶりかな?
 この世界は美味しい!
 また新しいキャラが登場。たぶん…
 これ読んでると居酒屋に行きたくなるのですよ♪

2月12日
『異世界居酒屋 げん』9巻 蝉川夏哉原作、碓井ツカサ作画
 さらに箸休め😄
 こちらも新キャラ登場!

2月13日
『極主婦道』1巻〜11巻 おおのこうすけ
 さらにさらに箸休め😄
 前にドラマで観ました。「のだめ」の千秋が主人公してました😄
 実はこれ、1巻から5巻まで無料で、しかも6巻から10巻まで4割引きというのに惹かれたのです。だって10巻合わせて7割引きですけんねー♪
 で、マジか! タピオカって粉から作るんか!知らんかった… ああいう粒が天然であるんや思うとった。 
 
 


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