仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

『ガラスの仮面』 1巻〜49巻

2024-10-10 15:50:00 | 讀書録(コミック)


10月10日読了
『ガラスの仮面』 1巻〜49巻 美内すずえ

未完の大ベストセラー、『ガラかめ』!

「LINEまんが」で10話無料に惹かれて読み始めたら止まらなくなって、結局、49巻まで読んでしまった。
この作品、僕が大学生の時に、河原町今出川を一筋下がった通りを西に入ったところにあった漫画喫茶で、折に触れて読んでいた。
今回読み直して、当時24巻までは確実に読んでいたのがわかった。調べてみたら24巻は1982年10月20日に発売されていたので、僕は大学3回生。
ちなみに49巻が発売されたのは2012年10月5日。もう12年間も中断されている。

伝説の紅天女を演じるのは北島マヤか姫川亜弓か。
主人公は平凡な少女ながら演じることに関しては天才的な才能を秘めている北島マヤ。
姫川亜弓は、母が大女優で父は有名監督、幼い頃から役者としての英才教育を受けている美少女。
これだけならありがちな設定なのだが、姫川亜弓が凄まじい努力の人だということが徐々にわかってくる。
ぼくは巻がすすむにつれて、マヤよりも亜弓に惹かれていく自分に気がついた。特に不慮の事故で目がほとんど見えなくなってからの亜弓の努力たるや…
がんばれ亜弓!

それにしても「紫のバラの人」、速水真澄の鈍感さはどうだ。企業人としての優秀さからは想像もつかないほどの鈍感さ。マヤが自分を憎んでいると思い続けること46巻。47巻目にして初めてマヤの想いに気がつくとはあまりにも不自然。
かわいそうなのは速水の許嫁となった鷹宮紫織だ。速水から婚約破棄を告げられて自殺未遂、あげく気が狂うとはあまりに不憫。紫のバラを千切っては切り刻む姿は鬼気迫る。狂気の紫織をそのままにしておけない速水は紫織との結婚を決意するのだが…
速水に裏切られた(?)マヤは果たして…
マヤと速水、そして紅天女はマヤか亜弓か。
と言ったところで中断しているのだった。

と言ったところで中断しているのだった。 















 
 


 


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