
露出の難しさ。
塔の軒丸瓦や肘木の面白さも寫したい、紅葉の美しさももちろん寫したい。
さうなるとコンパクト・デジカメでは嚴しいものがある。
紅葉に露出をあはせると塔が暗闇に沈み、塔のディテールに露出をあはせると紅葉の色が飛んでしまふ・・・
なんとか兩方の顏を立てられたかな?と思ふのがこの寫眞。
一眼を持つてくれば良かつたかと少し後悔。
でも、重いからなあ・・・

立ち枯れた木の幹から色づいたもみぢの葉。
これには解説があつて、どうやら「接ぎ木」をしてゐるところださうな。

人がゐなくなるのを狙つてゐたのだが、バスで來た集團がこの道を通つてバスに歸るらしい。
その集團が畫面に入る前に撮つてしまはうと、慌ててシャッターを切つた。

色とりどり。

鐘樓。
背後からの夕日が逆光で、難しい。
なんだか不氣味な寫眞になつてしまつた・・・

お坊さんが出て來て、なにやらカメラを構へてゐる。
カメラの方向を見たら、塔のシルエットと夕雲のコントラストが綺麗だつた。
刻一刻と變化する色合ひ。
仕舞つてゐたカメラを慌てて取りだして、眞似をした。
でも、うまく撮れない・・・
D80を持つてくればよかつた、とまたも思つた。

コンデジのズームでぎりぎりここまで。
そろそろ夕雲が明るさを失つて來てゐる。
もう少し早く氣が付いてたらなあ。
<使用カメラ> 「 Canon IXY DIGITAL 800 IS 」
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