【昔の手帳から】 １２月１７日 （83年：Ｈ來訪）

【１９８０年】（１囘生）

バイト
風邪 熱は下るが、一應バイトは休み

水曜日。

前日３８度６分もの熱が出てゐたといふのに、１日で下つてゐる。
若いつて素晴らしい！




【１９８１年】（２囘生）

ＨよりTelあり。半年ぶり！

木曜日。

半年ぶりと書いてあるので調べてみたら、 ６月７日 のことだつた。
ああ、ミトモがＨのところに遊びに來たといふ話だつた。
８０年５月２５日にＨにふられてから 、これがＨから２度目の電話。
どんな電話だつたんだらう。
「半年ぶり！」といふ表現には、なんとなく喜びが感じられるなあ。




【１９８２年】（３囘生）

小６・中３父兄面談
ヨシナガ、ヒグチ、イノウエ、ナカ
小６（殘り）、中３（殘り）
リヒテル リサイタル１集
ブラームスPfコンNo.1（ギレリス）

金曜日。

ここに書かれてゐるのはすべて女の子の名前。
女の子だけといふのはたまたまだらうけど、この４人の顏はいまでもはつきり思ひ出せる。

レコードを２枚買つた。
リヒテルとギレリス。
リヒテルは私の大好きなピアニスト。
このレコードは私の愛聽盤になつた。
この演奏のＣＤは持つてゐないのだが、いまでも「幻想ポロネーズ」はこの演奏が一番好きだ。

＜リヒテル、ピアノ・リサイタル 第１集 MGW5129＞
・ショパン：「幻想ポロネーズ」、練習曲Op.10-1,12「革命」、バラード第４番。
・ドビュッシー：「版畫」。
・スクリャービン：ピアノソナタ第５番。
録音データ：1962年10月-11月。ローマ、パレルモ、ヴェネツィアでの演奏會録音

レコードと同じＣＤは見つからなかつたが、このＣＤには、レコードの演奏がすべて收められてゐる。

	リヒテル名演集
	リヒテル(スビャトスラフ)
	ポリドール

かつて「鋼鐵のタッチ」と形容されたギレリス。
この演奏では、その片鱗が垣間見られるやうな氣がした。

	ブラームス:ピアノ協奏曲第1&2番、他
	クリエーター情報なし
	ユニバーサル ミュージック クラシック

【１９８３年】（４囘生）

Ｈ來訪。安らぎを感じる
夜、大雪

土曜日。

手帳に「安らぎを感じる」と書いてゐる。
それなのに、これが最後の逢瀬になつてしまつた。
同じ時間を過してゐても、その時間をどのやうに受け止めるかは人によつて違ふ。
きつと、さういふことだつたのだらう。

この日の夜は大雪となつた。


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＜１９８２年＞
１０月９日：京都。再會～Ｈ宅。
１２月１０日：シンフォニーホール。ヘンデルのメサイヤ。
１２月２４日：梅田。クリスマスイヴ。
＜１９８３年＞
２月１８日：花房晴美リサイタル。ベートーヴェン：ピアノソナタ第３２番ほか。
５月１４日：京都。「楢山節考」。
５月２６日：大阪城など。（秋田沖地震）
６月２日：みゅーず → 圓山公園 → 枚方。 　
６月１１日：「細雪」 → 須磨海岸。
６月１７日：藤原眞理のチェロ。
７月２０日：ピカソ展 ～ 銀閣寺。
８月２日：鞍馬寺、夕立。
９月２３日：Ｈ宅訪問。
１０月１日：三宮、「陽暉楼」。
１０月１８日：Ｈ宅まで深夜ドライブ。
１１月１２日：Ｈ來訪。
１２月３日：Ｈ來訪。