【昔の手帳から】 ７月１日

【１９８０年】（１囘生）

教養部圖書館でスギモトに會ふ
家庭教師


火曜日。

スギモトは高校の同級生。
彼は現役で入學してゐるので、この年、２囘生。
同志社の學生が女と遊ぶ爲に作つたテニスサークルで、彼も遊び倒してゐた頃だ。
私が圖書館に行くなんて、８４年に卒論の準備を始めるまでは滅多になかつた。
この日どうして圖書館に行つたのか、不思議でならない。
つまり、私と彼が圖書館で出會ふといふのは、云つてみれば浄土宗の僧侶と浄土真宗の僧侶がカトリック教會で出くはしたやうなもの。
あり得ねえ。
阪神と楽天が日本シリーズを戦ふぐらゐ、あり得ねえ・・・



【１９８１年】（２囘生）

サボり
塾


水曜日。

前日に引續き、この日も大學へ行かなかつたらしい。




【１９８３年】（４囘生）

集中講義開始


金曜日。

前日で前期の一般講義は終了。
この日から集中講義が始まつた。
集中講義といふのは、１０日ほど續けて行なはれる講義で、これをクリアすると一般講義と同樣に單位が貰へるといふもの。
ただし、安い（單位を取りやすい）講義はない。
主に、卒業を間近に控へた學生が驅け込みで單位を取るためにあるやうなものだ。
ちなみに、私は卒業まであと１年あるし（５囘生で卒業することが決まつてゐたので）、嚴しい講義についていく自信もなかつたので受講してゐない。